【銀魂】画面越しでラブ

屯所の中のワクワク ページ15

真選組に来て案内された一室は、もちろん和室の漫画で見たことあるような部屋。

そこそこの広さがあって、山崎さん曰く、普段は客間として利用されているらしい。


普段はお客さんが来たらこの部屋に通すらしく、何か見たことあるなあとよく考えてみれば、この部屋、ミツバ篇で出てきた部屋だと納得した。



「しばらくの間、右隣は総悟、左は一番隊の隊士を在中させるようにする。何かあれば誰かに聞いてくれ」



という、土方さんの完結かつ素敵なお声の説明に頷くと、土方さんは仕事があるらしく、そのままスタスタと出て行ってしまった。

沖田さんの姿は真選組に来て出迎えてもらって以降見ていないが、普段は沖田さんは別の部屋で生活しているらしく、部屋の移動の準備をしているのだろう、と。


女子トイレはあるが、お風呂はないらしく近くの銭湯に行ってくれとのことだ。



そして、何よりうれしいのが屯所内を自由に見て回ってよい、とのこと。

これは近藤さんの采配らしく、近藤さんには感謝してもしきれない。銀魂ファン的には超嬉しすぎる。


というわけで、沖田さんの部屋を捜しがてら、部屋の外に一歩出てみれば、そこはもう隊士さんたちがうごめく屯所って感じで。



「やばい、感動するかも」



この感動を誰にも伝えられないのが口惜しいほど、アニメで見たソレそのまま。

勿論万事屋だって、アニメや漫画で見たソレそのままなのだが、いつも生活していると感動が薄れてきていたらしく、新しい場所に来れば今まで忘れていた感動がすべて戻ってきた。

まだ人がいない食堂やら、男湯、会議室、なんかぼやっと見たことあるようなところばっかりでワクワクが止まらないわけだが、



「命狙われてるっつーのに、ずいぶん呑気なお嬢さんですねィ」



この一言で、その気持ちは一気にそがれてしまったわけだ。

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