【仮面ライダーエグゼイド】いつか、青空が見えたなら。【花家大我】 - パスワード認証

『見えないふりを続けていたら、本当に見えなくなっちゃったんです』

俺はあいつのことを、何も知らない。

年齢も本名も偽名を使う理由も、何で俺の傍に居座るのかも、何で自分のことを語らないのかも。

ただ一つ知っているのは、あいつは青空を見ることができないということだった。

ゼロデイから四年──俺の前に現れた一人の少女は、一番聞きたく無い名を名乗った。

患者が復讐しに来た訳でも同姓同名の他人という訳でも無く、偽名を使っているという。

悪趣味な嫌がらせかと思ったが、あいつは勝手に俺の世話を焼き始めた。

そいつに会って一年ほど経って、居心地が良いと感じるようになったある日、あいつは俺の前から突然消えた。

少し奇妙な《約束》を残して。

《指切りげんまん、嘘ついたら──》

──♪──♪──♪──

2018年1月14日追記

長い間、更新しておらず申し訳ございませんでした。

これからは新しいアカウントの方で、少しずつ更新していきたいと思います。

詳しくは『重要なお知らせ』をみていただけるとありがたいです、宜しくお願い致します。