【第五人格】消失傑作人形【男主】

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本体に目を共有してもらってなんとか転けないように歩く。



自己紹介が終わると空いている席に座る。




みんな驚いていて珍しい僕を凝視ししている。



隣の席の人は灰色の髪を1つまとめにしてマスクで顔が半分隠れている男の人だった。



男の人はとても苦手。



トラウマが治らないせいでいつも男の人の近くにいると震えてしまいそうになる。




頑張れ僕、落ち着いて。



この人は何もしてこない、きっと。




大丈夫。




本体が隣の人に話を振る。



会話を静かに聞いていると懐かしい話を始めた。




灰色の人は昔、僕がまだ未完成…作り始めの時の頃に出会った男の子だった。


よく覚えている。




別れを言えずに移動してしまって悪いことをしてしまったとずっと後悔していた。




完成してしまう前に会いたかったなぁ…。





心の中で『ごめんね』と謝罪をしておく。




完成する前なら沢山きみと話せたのに。




本体に取られてしまうのは少し嫌だけど仕方がない、人形は人間に干渉してはいけないんだから…僕は人と関わっちゃいけない。



話が終わると食事が始まり本体の代わりに僕が食事をとった。



食事が終わると自分の部屋へ案内された。



部屋に入ったらお風呂に入って直ぐに眠りに着く体制をとる。





本体は大きなベッドで寝かせて僕はベッドの下のカーペットで小さく丸くなって意識を消す。




早く終わらせて帰らなきゃ…。






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