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「…藤井君、ごめんね」
「Aちゃん、」
「私は今こんな状況だし、神山君もそれに気づいて気遣いをしてくれたんだと思う」
何とか一瞬で思いついた言い訳を話す
藤井君は私の言葉を聞いて、目を見開いて此方を見つめた
「ごめん…俺が1人で突っ走って色々言っちゃったな、状況を読み込めずに」
藤井君がポツリと呟いて謝った
彼は何も悪くないのに、寧ろのんちゃんを助ける為に一生懸命動いてくれているのに、申し訳なかった
「とりあえず、こんな調子で調査するのも良くないし休憩にもしますか」
「そうだね」
雰囲気が悪くなってしまった私達を変えるように、藤井君は休憩を呼びかけた
「じゃあ俺、外でご飯でも食べてくるわ」
藤井君は外へご飯を食べに出て行った
「…藤井君、ごめんなさい」
「上手くかわせてよかったね」
居ない藤井君に謝る私を見て、微笑みながら楽しそうに神山君は声を掛ける
私はそんな神山君を睨みつけた
「…俺が様子知ってるから、下手なこと言えないもんな？」
私が何をしようと神山君は楽しそうに見ているだけ
さっきの私と藤井君のやり取りも面白がって見ていたのだろうと思うと、悔しくてたまらなかった
そんな私と神山君の中で異様な空気を流れてる中、私の携帯が鳴り響いた
「…はい、もしもし」
「あぁごめんね、�霤弔世韻漂６杁泙馬⇒蹐靴燭い海箸�あって」
「…緊急の連絡ですか、」
「事件の当日に、小瀧さんを見かけたと話す人が居たんだよ」
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作者名：り | 作成日時：2021年10月15日 15時
