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「まだ残るん？、昨日も残ったって�陲舛磴鵑�ら聞いたけど」
�霤弔気鵑帆楮困�ら戻って来たものの、職場に着いた時にはもう遅い時間だった
白い車の捜査は明日に続きを行うことになったが、私は残って作業をしていた
「…はい、少しでも彼氏の為にも、このゲームでの新しい被害者を出さない為にも頑張ります」
「新しい被害者？」
「もし彼氏が見つからなかったら…また新しくゲームが始まって被害者が出るんじゃないかなって思って」
中間さんの事件から、新しいゲームを始まったと考えると、のんちゃんを見つけることだけが目的ではない
ゲームに勝って、決着をつけることで、神山君が仕掛けたゲームを終わらせることが出来るんだろうと考えた
「確かにそうやね…俺も帰ってから色々頑張るわ、後さ、これ食べてな」
「…ありがとうございます」
「疲れた脳には糖分がええからね、じゃあお先に…早くゲーム終わらせられるよう頑張ろな」
桐山さんは、私の机の上にチョコのお菓子を置いて、帰って行った
桐山さんが帰ってから数分後、お菓子を食べながら作業していると、ドアが開く音がした
「あ、桐山さ…」
桐山さんが忘れ物でもして戻ってきたのかと、ドアに視線を移すと
「勝ったらゲームが終わると考えているんだね」
そこには、笑顔で此方を見る神山君が居た
「…神山君、話を全部聞いてたの？」
「ぜーんぶ、聞いたよ」
ニコニコと笑いながら答える神山君は、相変わらず何を考えているか全くわからない
それに"勝ったらゲームが終わると考えている"、この発言の意味がわからなかった
「…神山君、私達が彼氏を見つけたら、このゲームの勝ちなんだよね？」
「そうだよ、小瀧さんを見つけたら勝ち、俺が負けだけど」
「じゃあさっきの此処に来た時の発言の意味は何？」
神山君が負ければ、彼がゲームオーバーになるからゲームは終了するはず
「じゃあヒント教えてあげる、小瀧さんを連れてった日に火薬の入った箱2つ用意したんだよね」
「…2つ、」
「2つの箱を見つけられないまま、時間経ったらどうなっちゃうんだろうね」
神山君は私にそう耳打ちすると、不敵な笑みを浮かべながら部屋を出ていった
「…一体どういうことなの」
神山君の発言の意味がわからないまま、私は部屋に1人取り残された
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作者名：り | 作成日時：2021年10月15日 15時
