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朝、何時かわからないけども、耳元で携帯のバイブ音が鳴り響き起こされた

頭がまだ寝ぼけながらも、携帯に目を通した

「…ん、え、桐山さんから！？」

携帯の画面には桐山さんから電話の着信が来ていた

「はい、もしもしAです」

「ごめん、Aちゃん起こしちゃって悪いね、実は事件のことで新しいことがわかってさ」

「新しいことですか、」

「掲示板で新たに犯人が更新をして、あと中間さんの家の近くのコンビニで不審な車が写っててさ、これたらなるべく早く来てほしい」

「わかりました、急いで準備をしてそちらに向かいます」

「急かしちゃってごめんな、安全第一でこっちに来てな」

とりあえず準備をするかと考え、ベッドに目を移すとスヤスヤと寝ているのんちゃんが居た

昨日あのままのんちゃんが全部やってくれて、私はご飯やら済ませたらベッドに飛び込んだんだっけ

色々な部屋の様子を見に行くと、綺麗に片付けもしてくれて家事も済まされていた

「洗濯やお皿洗ったりするのも大変なのに…のんちゃんありがとう」

「どういたしまして、…もう仕事に行くの？」

「…わぁ、のんちゃんごめん起こしちゃって」

私がボソッとお礼を呟くと、後ろから突然抱き締められ思わずびっくりしてしまう

「…うん、上司に呼ばれちゃって」

「そっかー…朝早くから忙しいね、Aがそんなに大変なら俺暫く此処に居ようかな」

「…えっ、でものんちゃんだって仕事あるし、着替えとかは」

「俺は今仕事落ち着いているからさ、大変なことは分かち合おう？」

こんなに甘えていいのかと思いつつも、優しさを見せてくれるのんちゃんを拒否することは出来なかった

「…本当にありがとう」

「無理しないでな、あともうすぐAの誕生日楽しみやね」

「え、？、そうだった！、忘れてた」

「顔少し赤くなってるよ、ちゃんとサプライズするから待っててな？」

仕事のことばかりで、自分の誕生日が近いことをすっかりと忘れてた

私はこんなに良くしてくれる彼氏が居て幸せだ

「のんちゃんのおかげで、仕事頑張れそうだよ」