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「じゃあAちゃん、お互いに準備が出来次第外へ行こうか」

「はい」

朝、急いで準備をして桐山さんと車に乗り込む

「今日俺らは、此処の7丁目付近を捜査する」

「ここら辺…7丁目、あっ！」

「察しがいいね、Aちゃん」

昨日までの調査で防犯カメラやマップで何回も見かけた景色

此処は中間さんの家の近所だ

「近所の住人に話を聞いたり、ここら辺付近に中間さんが居る可能性がある建物を調査する」

「わかりました」

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「中間さん…？あぁ淳太君か、彼ねすごく良い人だったね、礼儀正しいし」

「中間さん、あの子はねぇとてもしっかりしていて悪い噂は聞いたことないわね」

中間さんは近所からは悪い点は聞かない程、評判が良かった

「中間さん、近所からの評判とても良いんですね」

「そうね、会社や友人からも評判は良かったと聞いてる」

「誰かから恨みなどで犯行がされた可能性は低そうですね」

「…う〜ん、恨みを買った可能性が低いなら、犯人を突き止めてから場所を見つけるのも難しいな」

中間さんが評判の良い人であることも、事件の解決に難しい原因となっていた

「中間さんがどういう人かはわかったから、この辺で怪しい建物を探して調査しよっか」

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中間さんの家の近所にある空き家などを調査しつつ、道で見かけた人に黒い車について話を聞いてみる

調査を進め、空き家などの使ってない建物に中間さんが居るか捜査するが見つかることはなかった

黒い車についても見かけた人に聞いてみるが、どの人も"見ていない"の一点張り

「はぁ、今回のは本当に手強いな」

気づけば外は暗くなっていて、職場へ戻る時間になっていた

「桐山さんでも、こんなになってしまうなんて…」

「捜査はどれも全部上手く行くわけじゃないからね、急にどっかで上手く行って解決出来るもんなんよ」

今までこんなに時間も迫られた大きな事件は担当したことはなかった

こんな状況でも要領良く動いて、励ましの言葉も送れる桐山さんや濵田さんは尊敬する

「とりあえず戻りますか」