GAME (ページ13)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:16,250 hit

・ページ13

「今日も犯人書き込みしていたね」

「今日は写真は投稿してなかったから、中間さんの元に行ってないんだろうな」

「あ、確かに…」

書き込みの内容ばかり考えていたけど、確かに今日は写真を投稿してなかった

写真の投稿がリアルタイムであれば、今日は中間さんの元へ行ってない可能性が高い

「はいはいーおはようさん、とりあえず捜査始めるよ」

「あれ今日は濵田さん居ないんですね」

「濵ちゃんは会議とかで忙しいから、俺ら4人で黒い車の調査するって言いたいとこやけど…流星は？」

「あ、流星は此処に来てからパソコンとスマホを持って使ってない会議室に篭ってますよ」

そういえば藤井君は朝1回挨拶をしてから、姿を見ていない

そんなに熱中して調べたい程のことがあったのだろうか

「熱を持つのはありがたいけど、情報共有しながら進めたいから流星呼んでくれるか」

「わかりました」

・

・

・

「もうお昼やし、キリの良い所だからご飯にしようか」

「俺は一旦あっちの会議室に行って来ます」

「あ、流星ご飯は食べた方が…」

藤井君はパソコンとスマホを持って、すぐに部屋を出ていってしまった

「…どうしたんだろう」

時間が経っても戻って来る様子がないから、私はその辺のコンビニでおにぎりと水を買った

会議室に行くと、険しい顔でパソコンを操作している藤井君が居た

「あの、藤井君…おひ」

「チッ、やっぱり駄目か」

「…藤井君？」

珍しく苛立った様子の藤井君

私が恐る恐る様子を伺うと、ハッとして驚いた表情で此方を見た

「あ…、どうして此処に」

「食事も取ってないからおにぎりと水だけでも」

「ありがとう、ごめんね苛立ってる所見せちゃって」

「それより朝も今も熱心に何をしていたの」

何をしていたかを聞くと、藤井君はパソコンに指を差す

「前にさ特定する方法聞いたから試してるんやけど、何回やっても駄目で」

「なるほどね…書き込みしてる本人や写真の場所を掲示板から特定ね」

「今回の事件はそれじゃあ特定出来ないよ」

「え、神山君！？」

突然後ろから声が被り、振り向いたらパソコンをじっと見つめている神山君が居た

「今回の事件の犯人は特定されないように対策してるみたいだからね」

「そんな…それじゃあいくら俺がやっても、」

「今やってる犯人の車を追跡したり、中間さんの写真から探るしか方法がないよ」