3話 ページ4
寝っ転がっていた煌都は体を起こしてしゃがんでいる出久の前に立ち、口を開いた。
煌都「無個性だから泣いておったのか？いずくは泣き虫じゃの〜！それで？無個性だからどうしたんじゃ？」
緑谷「…僕は、ヒーローになりたいんだ。でも、、個性がない僕はヒーローになれないんだ」
煌都「？なりたいならなればよかろう！何故なれないと言うのじゃ？ヒーローは誰でもなれるんじゃぞ知らんのか？」
緑谷「でも僕は個性が…」
煌都「個性個性うるさいの〜。たまたま個性を持ったやつがヒーローになってるだけじゃろうて。無個性だろうがなんだろうがなればいいじゃろ？ヒーロー」
煌都は物事をあまりよく考えないで口にする。自分が思ったこと、感じたこと感じたままに言葉にする。
今の言葉も特に何かを深く考えた訳では無いし、出久が悩んでいる苦しんでいる事を理解してもいないし、しようともしていない。
しかしそれが、その言葉が出久にとってはすごく新鮮で、キラキラと輝いていた。嬉しかった。誰も言ってくれなかった、誰かに言って欲しかった言葉は昨日引っ越してきたばかりの女の子が言ってくれた。
緑谷「……僕、なりたいんだ、ヒーローに」
煌都「なればよかろう。ワシは分かるぞ。お前はいいやつじゃからの。いいやつはヒーローに向いておる」
緑谷「…僕、なれるかな、、ヒーローに…」
煌都「…ええい！同じことを何度も聞くでない！なれると言っとろうが！ワシが言うんだから間違いなどない！ワシは偉いからの！」
緑谷「………ありがとう、ことちゃん」
ふんっ！と顔を背けてしまった煌都だが、耳が赤くなっているのでお礼を言われたことに照れているのは一目瞭然である。
しかし出久は気づかないフリをして、「次は何して遊ぼうか」と煌都の手を握った。
煌都「次はすべり台に行くぞ！その次はジャングルジムじゃ！」
緑谷「うん！いっぱい遊ぼう！」
そうして結局、当たりがオレンジ色になるまで遊んだふたりは仲良く手を繋いで帰り道を歩いた。
煌都「いずく見ろ！変な虫が飛んでおるぞ！」
出久「あれは蝶々だよことちゃん」
ラッキーアイテム
革ベルト
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やどんこたん - 合格おめでとうございます！これからも更新頑張ってください！！ (2月1日 15時) (
レス) id: f5df38c333 (このIDを非表示/違反報告)
ああああああああああああああああああああ(プロフ) - 合格おめでとうございます！！ (12月11日 20時) (レス) @page21 id: e3dfa91469 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - ありがとうございます！！！もうちょっとで本格的に落ち着くかもです。長く待たせてしまい申し訳ないです…。絶対合格します！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m！！ (11月29日 23時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
ああああああああああああああああああああ(プロフ) - 受験頑張ってください！！！！！！！！！！受験が終わってひと段落ついたころにまた更新が始まるのかと思うとワクワクが止まりません…合格しますように〜！！！！ (9月5日 20時) (レス) @page15 id: e3dfa91469 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - Ashleyさん» 返信遅くなってすみません！！ありがとうございます！！絶対合格します！ちょいちょい投稿するので気長に待っていてくれると嬉しいです！！ (9月4日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空こころ | 作成日時：2022年11月28日 7時
