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大慌て… ページ27

私が目を開けると、陽の光が窓から差し込んでました。


『え、朝?』


たしか昨日は、トントンが熱出して、大先生と話してて…

あ、大先生…


自分の膝を見ると、件の彼がちゃんとそこですやすやと寝ていました。


『可愛いな……って首痛っ?!』


私は床に座ったまま首を思い切り折って寝ていたようで…
首を動かす度に激痛が…。


朝から最悪。



テンションダダ下がりだったが、ふと、あることに気づいた。


それは、私と大先生にかかっているブランケット。

昨日かけた覚えはないが。


手がかり(?)を探そうと激痛を我慢して首を動かすと、1枚のメモが目に入った。


[ブランケットくらいかけて寝ろ。
風邪ひくゾ。
まあ、馬鹿は風邪ひかないって言うけどな
ぐるなんちゃら]


『グルッペンか…』


素直に感謝したいところだが。


『誰が馬鹿やっ』


はぁ…。こういうとこがなかったら、普通に良い奴なのにねぇ。もったいない。←


gr「さっきから独り言が多いな」

『ふぁ?!』


まさかのグルッペンが急に視界に入ってきた。


『いつからいたん?!』

gr「最初から」

『ま?』

gr「ま」


いやいや、気付かへんかったわ。




でもここ、トントンとグルッペンの部屋なんか。

そりゃ居て当たり前やわ。


『ねえ、トントンは?どんな感じ?』


トントンのベッドのすぐそばにいたから尋ねてみた。
大先生が膝で寝てて動けないため、彼に聞くしかない。


gr「昨日より、熱はましになってるゾ。でもまだしんどそうやな」

『そっか…』


はやくお医者さんにみてもらいたい。


ん?お医者さん…

おいしゃさん…

オイシャサン…


今日やん?!


『今何時?!』


私は大先生の存在を忘れて少し腰を浮かせてしまった。

その反動で、大先生が落ちて目を覚ましたらしく「うぅ…ん?おはよぉ…」などと言っている。


gr「9時すぎやけど」

『く、9時?!』


あと、1時間もないやん!



『大先生!起こしてごめん!』


私は立ち上がりながら大先生に両手を合わせ


『グルッペン!ちょ、トントン頼んだ!』


ドアの方に駆け寄りながらグルッペンに言い


『ご飯できたら呼ぶね!』


最後にドアをしめながら2人に言った。




自分でも、今までにないくらい慌てていたと思う。



ご飯食べて支度して家片付けなきゃ。




やばいやばいやばい…



階段を駆け下りた私が、リビングへの扉を開けた瞬間のいい香りに救われたのは言うまでもない。

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ゆずれもん - シャオチャン (2019年9月11日 4時) (レス) id: cb597fc79d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 皆可愛い!これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年9月7日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 更新される度に毎度毎度読ませていただいてます!ありがとうございます!夢主が弟達に甘やかされるっていうのも見てみたいですね、応援してます〜 (2019年9月1日 22時) (レス) id: 051e811b55 (このIDを非表示/違反報告)
だる猫(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!小説内での設定ということでしたら申し訳ないのですが、日本の法律では血縁関係のない義理の兄弟姉妹での結婚できますよ!がんばれポメラニアン!!(( (2019年8月27日 0時) (レス) id: d17492cb24 (このIDを非表示/違反報告)
yotuba0902 - トシ@堕天使のサブさん» お姉ちゃん…? (2019年8月22日 17時) (レス) id: 101a506f7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☆雅空☆ | 作成日時:2019年8月18日 22時

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