学園松 (ページ19) - 小説/夢小説

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:14,092 hit

カラ松ページ19

・

カラ松｢……合格だ…！｣

そう言って、先生はふわりと笑う。

｢えっ！ほ、本当ですか！？｣

カラ松｢ああ。本当だ。少し計算ミスがあるが、ほとんど正解だ！｣

カラ松先生、笑ってる…！嬉しそう…。

再テストに合格した事も嬉しかったけど、先生が優しい表情を見せてくれる事が何よりも嬉しく感じた。

カラ松｢この調子で、次のテストも頑張れよ？｣

｢はい｣

カラ松｢おっと！もうこんな時間か…｣

窓の外を見ると真っ暗だった。

時間を確認しようと、教室の後ろにかけてある時計を見た。

｢あっ、もう8時で…｣

もう8時ですね、と前を向いて言おうとした瞬間

カラ松｢…ちゅ……｣

頬に温かなものが触れた。

｢…えっ？！？｣

うろたえながら先生を見ると、優しく微笑まれる。

カラ松｢一生懸命やったご褒美だ。よくやったな。｣

先生にキスされた場所に触れながら、私は驚きと恥ずかしさで口をパクパク動かす。

どんどん顔が熱くなっていくのを感じる。

そんな私を見て、先生はイタズラっぽく笑った。

カラ松｢どうした？顔が真っ赤だぞ？｣

｢せ、せんせい…｣

そう呟くのが精一杯だ。

そんな私の頭を先生は優しく撫でる。

熱い頬を確かめる様に両手で押さえる。

そんな私をよそに、先生はチラリと窓の外に視線を移す。

カラ松｢今日はもう遅い。俺の車で送って行ってやろう｣

そう言い、先生は鞄の中から出した車の鍵を指で回す。

｢えっ？良いんですか？｣

カラ松｢ああ。大切な生徒を危険な目に合わせる訳にはいかないからな｣

｢あ、ありがとうございます｣

小さくお礼を言うと、カラ松先生は笑みを浮かべて教室を出た。

荷物をまとめ、慌ててその背中を追いかける。

走りながら、先生にキスされた事を思い出す。

ああ、もう早く忘れないと…！

じゃないと、私…

絶対、先生の事、好きになっちゃう。

❁カラ松END❁

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

カラ松の話終わりました！

教師なので、何となく口ではなく頬にしました…！