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カラ松 ページ17











カラ松「…おい、ちゃんと聞いているのか?」








説明がひと段落つくと、横から少し不機嫌そうな声が聞こえた。








「えっ!は、はい!すみません…」







私は、慌てて姿勢を正す。








先生が近くに居るせいで、緊張して集中出来ないなんて言えない…。








謝ると、カラ松先生は呆れたようにため息をもらした。







カラ松「…本当に大丈夫か?」








「は、はい…」








先生に呆れられていると感じて、途端に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。







先生は一生懸命教えてくれているのに、緊張してる場合じゃない。






ちゃんと集中しないと。







私、1人のために先生は遅くまで残って指導してくれるんだから。







そう思い、私は目を閉じて気合を入れ直した。







そんな私の様子を見て、先生はさっきとは別のプリントを差し出した。







カラ松「では、この練習問題を解いてみろ。さっき、説明した公式に当てはめれば出来る」







「は、はい…」







新しく渡されたプリントに目を通す。
先程、間違えた問題と似た問題が書かれている。







さっきやった問題と同じくらい難しいけど…






この問題はさっき先生が教えてくれた公式に当てはめれば…出来る!





先程、先生が説明してくれた内容を思い出しながら問題を解いていく。








カラ松「ほー…、意外とちゃんと聞いていたんだな…」







横からぽつりとそんな言葉が聞こえてくる。





持っていたペンをゆっくり置き、プリントを先生に差し出した。








「出来ました…」








記入したプリントを一通り見ると、先生の表情が少し緩んだ。







カラ松「おっ!最初と最後は、少し違うがあとは合ってるじゃないか!」







「えっ!?本当ですか!?」







カラ松「ああ…、よし!これなら再テストをやっても大丈夫だろう」







そう言って、先生は再テストの用紙を出し私の前に置いた。

カラ松→←カラ松



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設定タグ:おそ松さん , 学園 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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みゆり(プロフ) - ぱわさん» コメントありがとうございます!この後、十四松のお話です! (2019年10月16日 9時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
ぱわ - あれ?もう、完結ですか!? (2019年10月14日 10時) (レス) id: dc49dd12be (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - カラ松ガールさん» 本当ですかー!?ありがとうございますー! (2019年10月13日 19時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - この小説めっちゃ好きです!更新待ってます! (2019年10月13日 9時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - れんやん。さん» 本当ですか!??そう言って貰えて嬉しいですー! (2019年10月12日 17時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆり | 作成日時:2018年12月8日 14時

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