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『?!』
青服は被り物をしてるから顔は口と目しか分からない。
けど、笑っているようだった。
「君、お家分かるかな?」
『…』
私はあんな母を恨んでないといったら嘘になるが、すくなくとも、ご飯などはくれた。
青服は肩を竦めて私に近寄ってきた。
『…な。』
「何?」
『近寄るな。人殺し。』
言い過ぎたかもしれない。
愛想を振り撒いたらよかったかもしれない。
私は子供…青服は少なくとも私よりは年上。
青服が怒れば私なんて一捻りでやられる。
「ふっ…君、面白いね。『近寄るな』って言っておきながら後悔してるのかな?」
また、笑いながら近寄ってくる。
『して……なぃ。』
私の顔は青ざめているだろう。
「いっつもね。子供っていうのは親を消したら、自分も消されないように愛想を振り撒いてくるんだけど…」
青服は私にグッと顔を近づけて話出す。
被り物から覗く目と目が合った。
「でも、君は違うね。自分が思ったことをすぐ言ってしまう。すぐ顔に出してしまう。いつもなら……処分するけど、まぁ、面白い子だし。引き取るかな?」
「処分」や「引き取る」などの勝手にぺらぺら喋る青服。
私はこんなやつに引き取られるのか…。
『!…はな…せっ!』
「は〜い。そんなのききませ〜んw」
腹立つ…!
急に持ち上げられたかと思うと、青服の肩にお腹をのけって、青服に担がれている状態だった。
じたばたと暴れて逃走を図ろうとするが、さっきも言ったように、私は非力だから青服には敵わない。
「いい加減に大人しくしないと処分するよ?」
『静かにします。』
「よろしい!」
機嫌がいい青服と「処分」という言葉に脅迫された私。
これから、何されるんだろう…?
ーーー
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狐雪(プロフ) - 聖華さん» 落ち着け〜!どーどー。 (2019年1月16日 21時) (レス) id: ab4dd4135f (このIDを非表示/違反報告)
聖華 - 狐雪さん» それする前にキレると思う。 (2019年1月16日 20時) (レス) id: 2b9f4c7534 (このIDを非表示/違反報告)
狐雪(プロフ) - 夕美さん» ごめんなさい…! いつもwrwrd!さんの作品を作っているくせで…ご注意ありがとうございます。これは、オリジナルなのであの文を消してきますね。本当にご迷惑をかけてすみません。 (2019年1月15日 19時) (レス) id: ab4dd4135f (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - お名前を借りている時点でオリジナルではありませんのでオリジナルフラグはちゃんと外して下さい。違反です (2019年1月15日 19時) (レス) id: 8cb8cd78d9 (このIDを非表示/違反報告)
狐雪(プロフ) - 聖華さん» そんなときはね……自分もうるさくなるのさぁ! (2019年1月10日 20時) (レス) id: ab4dd4135f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐雪 | 作成日時:2018年6月13日 23時

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