#30 私と敬語と中間テスト ページ35
『誰にも話さなければいいんですね』
ゴ「うん、そうすればいいと思うよ……あっ確かにファ○タグレープ美味しい」
…………間接キスになっているような気がした、気のせいか。
シ「…………ずっと気になっていたことがあるのだが、」
『なんでしょう?』
シ「何故、同級生なのにAは敬語を使うんだ?」
『ああ………えーっとですね……
親密に、なりたくないからです』
ゴ「へぇ〜」
シ「そうだったのか」
過去にいじめられていた私は、人と仲良くすることが恐怖でしかなかった。
もしも仲が良くなった人に裏切られたら?
もし仲良くなった人にいじめられたら?
『…………敬語だったr「絶対にいじめたりしないから敬語じゃなくしてほしいな!」。』
『ゴーゴリはさマジで人のセリフに自分のセリフ重ねるの好きだよね!?私泣くよ!?』
シ「敬語じゃなくなったな」
私はハッとして両手で口をふさいだ、つもりだった。
ゴーゴリさんは私の両腕をつかみ、私が口をふさぐことを制止したのである。
ゴ「もっと喋ってほしいなぁ〜」
にっこり笑ってゴーゴリさんはそう言った。
私は震えていた。そして目をそらした。
シグマさんは私の自室から出ようとしていた。
『ちょっと待って助けてシグマ!』
シ「少し違和感があるな」
ゴ「喋ってくれた!可愛い!」
ゴーゴリさんは私に抱き着き、シグマさんは少し驚いたような顔をしていた。
『もうカオスだね!?』
そこから、私が敬語になることはなくなったのである。
ゴ「ちなみに中間テストの話になるんだけど、」
『お帰りになられてはいかがでしょうか!』
そういえば中間テストの話忘れてたわ。うん。
ゴ「勉強した?」
『勝手に話し進めないでもらって……まあ、してないけど』
ゴ「そっかぁ…………ガンバッテネ!」
これって一緒に勉強しようとかいう流れでは?
ゴ「別にそういうわけではないよ!」
『心読むなよ………』
そのあと少し雑談をした後、ゴーゴリとシグマは帰っていった。
今日は勉強漬けだな、と考えながら私は自室の机に向かった。
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ゴ「………部屋に盗聴器っt「犯罪だな。」そっかぁ………
物凄い可愛かったのに………」
シ「お前たちは恋人同士じゃないのか?」
ゴ「じゃないけど?」
その日シグマさんはゴーゴリさんに恐怖を感じたとか、感じてないとか。
#31 これってもしや、独占欲?→←#29 今更だけど中間テストはどこへ行ったんだ?
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パプネコ(プロフ) - Kanaさん» 私も書いてた時にやにやしてました!翌日読んでから黒歴史だ…………って絶望してますwコメントありがとうございます! (2022年10月2日 19時) (レス) id: 7c57a7f47d (このIDを非表示/違反報告)
Kana - これはにやけますよぉ...!!これは...!! (2022年9月30日 23時) (レス) @page45 id: 32fdd4fd24 (このIDを非表示/違反報告)
パプネコ(プロフ) - ann✩さん» ありがとうございます!嬉しいです!(*'▽') (2022年9月17日 15時) (レス) id: 7c57a7f47d (このIDを非表示/違反報告)
ann✩ - 好きです。←唐突な告白 (2022年9月17日 11時) (レス) @page43 id: 6a7e843e24 (このIDを非表示/違反報告)
パプネコ(プロフ) - こめ姫さん» ありがとうございます!頑張って書きたいと思っています! (2022年9月11日 19時) (レス) id: 7c57a7f47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パプネコ | 作成日時:2022年4月2日 19時