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少し、話してもいいかと口を開いてしまった。
「ミユちゃんが言ってること、間違ってないので……彼女は悪くないので。私たち本当の姉妹じゃないんです」
「腹違いとか？」
始めに口を開いたのは佐野くんだった。
「いえ、私の父と彼女の母親が再婚同士で……全く血は繋がってないんです。
そりゃ、突然今日からお姉ちゃんって言われても困るだろうし、あの子もあの子なりに戸惑ってるんだと思うんです。
だから、気にしないってきめて」
「Aチャン。それは違う」
佐野くんは私の目を見た。
「俺も妹いるんだけど、腹違いでさ。
最初は兄弟だなんて思ってくれなかったと思う。
けど、こういうのって信頼関係をゆっくりでもいいから築くのが最適だろ？
……焦んなくてもいいけど、どちらかが仕方ないとか、諦めたらそこで絆って終わりだと思うんだ。
だからそんなこと思わないで。」
優しい笑顔で佐野くんはそういった。
なんだか心が揺さぶられた。
ミユにとって理想のお姉ちゃんにはまだ全然、なれてないかもしれない。でも絶対なってみせる。
そのぐらいの意気込みだ。
「佐野くんありがとうございます……！私、頑張ってみますね！」
ふっと見合わせて笑うと、「あ」と佐野くん。
「そういえば、佐野くんって呼んでるけど俺の事はマイキーでいいよ。」
「じゃあ、マイキーくんって呼ばせて貰いますね」
ふと笑うと龍宮寺くんも口を開いた。
「それ言ったら俺のこともどうせ苗字呼びだろ。ドラケンって呼べよ」
「ではドラケンくんって呼ばせて貰います！」
なんだかちゃんとお友達になれたんだって思うと笑顔がこぼれた。
「はいおまたせ〜！特性お子様セットとコーヒーとストレートとオレンジジュースね」
3年生の先輩がそういい持ってきた。
キラキラと目を輝かせるマイキーくんがなんだか不思議で瞬きすると「こいつの好物がこれなんだ」とドラケンくんが指したのはお子様セットだった。なんとも可愛らしいものが好きなマイキーくんに思わず頬が緩んだ。
結局、何とかミユの機嫌取りをしながら何とか文化祭が終幕した。お昼すぎぐらいに母がミユをむかえにきたから受け渡した。
じゃあなっと後ろから声が聞こえ、振り向くとマイキーくんとドラケンくんがいた。
「今日はありがとうございました」
「こっちこそ！」
「またな、Aチャン」
「はい！」
駆け寄り挨拶を交わすとハンドルを回し、彼らは一気に進んでいった。
臆病に勝って
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
