臆病 ページ45
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文化祭最終日、私は妹と2人で回ることにした。が、
ここからが問題だ。今日妹、思いのほか機嫌が悪い。
「ミユちゃん！あっちに出店も出てるけどいく？」
「いかない」
「じゃあ、校内回る？」
「回んない」
「ミユちゃんあと30分したら演劇部の舞台あるらしいけど見に行く？」
「A1人で行けばいいじゃん。ウザイよ。
……あーあ、ママが一緒だったら良かったのに。」
このやり取りだ。もうn回目。
仕舞いには、やっぱりここ行く、と3年生のカフェ(仮)をしている教室に入った。ふと、みるとそこは三ツ谷先輩の教室で、中には三ツ谷先輩がいた。
「あ、浅田さんじゃん。妹さんと一緒？」
「はい！」
「……」
妹は黙ったまま三ツ谷先輩から目を逸らした。そんな妹に三ツ谷先輩は目線を合わせるようにしゃがんだ。
「今席満席でさ……空くまでにちょっと時間かかると思うんだよね。ごめんね？」
人見知りな妹は後ろに下がって、私の背後にきた。
「三ツ谷ァー！早くしろよ！」
「もうちょっとだから待っとけマイキー！」
飛び込んできたのは佐野くんの声だった。
ふと、そっちを見たら目が合った。「お！Aチャンじゃん！」と呑気に私の名前を読んだ。
「A、あの金髪と知り合いなの？」
「うん、前怪我した時に助けてもらったんだ。隣にいるドラゴンの刺青の方と、あと三ツ谷先輩と3人にね。」
すると、小さい声で「ガラ悪い奴と付き合い持ってんじゃねぇよ。ミユまでそういう目で見られんだろうが」とボソッと呟いた。
「ミユちゃん、お姉ちゃんのお友達悪く言わないで」
少し、悔しくて怒ってしまった。妹のミユはそういうのに至って疎い。まだ10歳だ。当たり前かもしれないが、思いのほか口が達者でしかもすごく悪い。反抗期なんだろう。お姉ちゃんなんてーっていうやつだ。
「Aチャン！相席どーぞ！」
ニコニコと佐野くんはそういった。席をよく見ると4人がけになっていて、2席空いていた
「ミユちゃん、相席できる？」
こくりと頷き、ミユは椅子に座った。
「お名前、なあに？」
佐野くんはミユにニコニコと話しかけた
「浅田ミユです」
「へぇ〜！ミユちゃんいくつ？」
なんだかんだ、佐野くんって面倒見いいんだろうなと思いながらミユとの会話を見守ってた。
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
