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多分、10分以上は外で待ってる。なかなかな賑わいで全然前に進まない。
「結構待ちますね。」
「まぁそれだけ人気なんだろうな〜」
「先輩はこういうお化け屋敷とかその……こういう系好きなんですか？」
緊張のあまり聞いてしまった。普通ダメだったら連れて来ないでしょ。……私のバカ
「浅田さんはダメだったっけ？」
「や！ダメじゃないです！」
「良かった〜！嫌ならやめとこって思ったけど、迫力あるし、衣装参考になるんじゃって思ってね！」
そんなとこまで考えてくれてたのかと思うとちょっと感動した。
「でも、ちょっとビビりなんですよね私……」
ハハッとカラ笑いしたら「怖かったら俺に捕まってな？」と手をさっきより強く握ってきた。
先輩、そういうとこだぞ。まじで。
「次の方ーって、部長とAちゃん！」
まさかの案内人は安田先輩だった。ギョッとこちらを見ながらも、内容説明を続けた。
「まず、入ったら右側にあるパソコンで映像を見てもらいます。その後、映像の指示に従ってゲートを潜ってあるものを探してください。」
「ある物？」
「ある物、です。それを持ってこないと出れないので……必ず見つけてくださいね。」
安田先輩は雰囲気のある笑みを浮かべた。
ゾワゾワっと悪寒がした。急にピンッと背中を正すと三ツ谷先輩に「大丈夫？」と言われたけど「余裕です！！！」といい私が先頭に中に入った。
言われた通り右側を見ると映像が流れ始めた。
『_______それは、8月の残暑がまだ残る日だった。学校の帰り道だったAさんはいつものように横断歩道を渡った時、トラック事故で他界した。その事故から10年以上がたったが、Aさんが通ってたこの学校にはまだ奇妙な噂が残っている。
『中庭にある墓を踏んだ人間は呪われる』と。
そんなこととは知らなかった3Bの生徒は卒業写真でその墓の上で写真を撮った。呪われた3Bを助ける方法はたった一つ。この教室のどこかにあるAさんが大切にしていたうさぎのぬいぐるみを探すこと。そしてしっかりお参りすることだ。_______』
ｼﾞｼﾞｼﾞっと音を立ててその映像は消えた。雰囲気も内容もしっかり考えられててもう本物なのではと思ってしまった。
「浅田さん、こんな時になんなんだけど。」
ギュッと先輩の手には力が入った。
「……この話、俺も聞いたことある」
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
