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「じゃあ、行こっか。」
「っはい！」
リベンジだ。と思い後ろについて行くと手を私側に向けて「ん」と小っ恥ずかしそうに向けた。ギュッと握ったら、先輩も握り返してくれた。
「……やじゃないよ。」
「へ？」
「俺、浅田さんとこうやって手を繋ぐの、やじゃないよ！」
まだ人も少ない渡り廊下を渡りながら先輩はそう言った。
少し、ゴツゴツとした先輩の手は男の子なんだっと感じた。
この手でいっぱい喧嘩して、沢山強くなったんだなと思うと、なんだか少し感動した。それと同時にドキドキした。
意識してくれたのかな？なんて浮かれた。
「私も、嬉しいです」
ふと笑った。
先輩が可愛くて、尊くて、かっこよくて。大好きだなって思った。
各出し物を見に行ったあと、「あ！！」と大声をあげて先輩は私を見た。
「な、浅田さん。俺行きたい出し物あって、行かね？」
「！ぜひ！！」
先輩は笑った。
グイッと引っ張られてその場まで一緒に歩いた。後ろじゃなくて、隣で。
周りの目が少し恥ずかしかったけど、でもそれ以上に幸せだった。
このまま時間が止まってくれればいいのに。
お願い、まだ伝えたいこといっぱいあるんだ。まだ大人になる前に伝えないといけないこと沢山あるんだ。先輩、先輩。大好きです。
今日も暑いねとか、明日雨だってとか。ただの雑談をしながら私たちはその出し物まで向かった。
「ここ」
「ここ？」
見上げるとそこは3年生のだしものだった。
中からは悲鳴が聞こえてきたり、泣き出す女の子がでてきた。新聞紙に血糊でベッタリと人の手形が着いてたり、中は黒布で被さってて何も見えない状態だ。
看板には「3Bと愉快な仲間たち♡」と可愛らしく書いてあるけど、全然そんな風には見えない。
「お、お化け屋敷……」
「そ！隣のクラスのやつなんだけど、めちゃくちゃクオリティ高いからさ！」
「クオリティ高い……」
別に、怖いとかじゃ〜ないよ。うん。
ただちょっと
「先輩、私……！」
私、ビビりなんですッッ！！！
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
