逃げる ページ31
・
文化祭一日目当日。
いつもよりも1時間早く学校に向かった。部室で衣装を確認し、教室の展示の確認もかけた行動だった。今回クラスの方は簡単なアミューズメントを用意している。
特に部活で動く必要が無い子達が中心になってやっていた。
「わ、すごいねぇ」
「そでしょ〜！」
クラスの展示は思った以上に出来が良かった。アカネはエッヘンと笑った。
黒幕が引かれていて、電気も雰囲気が出るように赤色の布で覆われていた。
「まるでヤクザ」
「それはそう」
カジノ風のアミューズメントと言っていた。
服装は女子も男子も上はカッターシャツで下は制服の指定物。赤の蝶ネクタイをつける。蝶ネクタイは実は私が夜なべして作ったもので、人数分って言ってもシフト毎につけれる程度だ。
「そういえばさ、アカネは今日どうするの？」
「私？」
ニコッと笑ってアカネは頭に手を当てた
「私は今日練習試合しにいくの。」
アカネは笑いながらそういった。
「……え？！バド部今日練習試合なの？！」
「そうだよー！」
あまりにもびっくりしすぎて私の大きな奇声が教室中に響いた。「シー！」と口を覆われてムグっと声が漏れた。
「別に、隠してたわけじゃないよ？この間も言ってたし。A覚えてないの？」
「……あ」
思い出した。忘れていた。
そういえば文化祭1日目は予定があるって言ったのを思い出した。
「ま、アンタは三ツ谷パイセンと楽しんで来なさいよ〜？
一生に一度の大チャンスなんだから！」
ピンっとウィンクを飛ばしたアカネ。小さく頷くと、「これ、知り合いがやってるお店なんだけど、私の名前出せばおまけしてくれるから行っておいで！」といい渡したのはケーキ屋さんのチラシだった。
「もちろん！三ツ谷パイセンと二人で！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 462人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
