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入院明け一発目のレッスンは、レッスン時間の前コーチと話をすることになった。
休憩室、ベンチに座ってる私の目の前でコーチはゆっくりと話し始めた。
「A、お母さんから聞いてるかもだけど、私は貴方を選抜から外すわ。それから、バックにも入れるつもりは無いから」
「え？」
「その足で何ができるっていうの？あんまり厳しく言うつもりはなかったけど、私はあなたの努力家に惹かれたの」
私の横に座り、上を見てそう言った。
「10歳の頃。あなたが初めてダンス教室にきた時、貴方、すごい泣いてたの」
「……覚えてます。私、その頃は人見知りだったし、なんせ厳しいの嫌いでしたもん」
「わんわん泣きながらも絶対にレッスンはサボらなかった。努力は絶やさなかった。……貴方はやればできるって知ってたから。貴方は、頑張れちゃうから。」
コーチの言葉に唾を飲んだ。全部見抜かれてたんだろうと思うと悔しくて、次第に涙も出てきた。
「無理して勝ち取っちゃダメ。貴方はまだ無限の可能性がある。私はあなたが“今”輝くことを願うんじゃない。“未来”を変えて欲しいの。
夢を夢で終わらせないために、Aちゃんは、絶対にできるから。」
そう言い私の頭を撫でた。
まだ、足の傷がズキズキするのをわかってのことだ。そんなのズルすぎる。
私はまだ完全復活じゃない。今後無理をしたらもうパフォーマンスができなくなる。でも、それでも私は。
コーチ、あのね。私はそれでもステージで輝きたいの。
だから、
「でも、10人の選抜には入って見せます。
もう少し、もう少しだけ時間をください。」
私はコーチに頭を下げた。使えない左足をブランとさせたまま、右足で正座をして頭を下げた。目に溜まった涙が1粒流れて、ベンチにこぼれ落ちた。
「……8/4。最終審査は8/4よ。」
その週レッスンに行くと、コーチと10分ぐらい話して見学という形になった。
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
