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「おそいよ〜！もう食べ始めちゃった」
「ごめんごめん！」
いつも一緒にご飯を食べてる友達のアカネに軽く謝って席に着いた。アカネはバトミントン部に所属していて瞬発力が鬼レベルだ。そんな彼女はニヤニヤしながら私を見た。「な、なに？」と言うとその緩んだ口を開いた。
「いや〜？A、三ツ谷パイセンと今日デートなんでしょ〜？？」
「へ？！で、デート？！」
私の大きなその声は教室中に響いた
そして小さな声で「そんなんじゃないよ！」っとアカネに言うと、「顔に書いてあるもんね〜？」とアカネ。
書いてないってば！！！！っと小声で叫んだ。
だけどアカネの顔は緩んだままだ。そのまま会話は続いた。
「いいじゃんデート、何が不満なのよ」
「不満とかじゃないんだけど……」
「ないんだけど？」
私は少しの羞恥心が身に染みて上手く前を向けなかった。目線を逸らして黒板を見たり隣の席のこのお弁当を見たり、勝手に目が泳いでしまう。
「私、先輩とお出かけ初めてだから、緊張しちゃって……」
自信の無い小声でそう呟くとアカネは「好きじゃん」と笑った。
咄嗟に「笑い事じゃないよ！」と突っ込んだ。
普段、こういう人と出かけるということをあまりしない私とは正反対のアカネは「ごめんごめん」とあまり反省をしてない声色で謝った。
午後の授業が始まって冷静さが舞い戻ってきた。そしてだんだん、2人っきりで出かけるということに不安が芽生えて来た。
相手は暴走族の隊長を務めてる。確かに、部活の先輩ではあるけど、でも、その事実は変わらない。
2人で出かけて何を話そう。
緊張で弾けてしまいそうだ。
「浅田！」
「はい！！」
急に大声で名前を呼ばれてびっくりして立ち上がった
「……次、音読お前だ」
どこ呼んでたっけ、と教科書に目を落とすと隣の席の子がそっと教えてくれた。
すぐに音読すると、「座れ」の一言が放たれた
「授業中だから集中しなさいよ」といい授業が進んだ。「すみません」と小さく謝って着席する。
……集中、なんて出来るわけない。
先輩と二人っきり。さすがに緊張しすぎて胸がはち切れそうだ。
先輩は、なんで私のこと誘ってくれたんだろう……
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
