今世 ページ41
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『 ごめん、今日スーパーの特売日で幼稚園の迎えは私じゃなくて李が行くから 』
「 ん、分かった……てか、毎日来なくてもいいよ。どうせ家近いんだし歩いてかえr……」
『 何言ってんの！？可愛くてイケメンで性格もいい幼稚園児にして顔面国宝な恵はね幼稚園っていうお城から出た瞬間攫われちゃうのよ？？？』
「 この前テレビで覚えた顔面国宝って言葉使いたかっただけでしょ？……と言うか息継ぎなしでよく言えたね」
あれから数年。恵は幼稚園でもいちばん上の年長さんとやらになったし、何よりあと数ヶ月で小学校入学だ。
『 …………大きくなったねぇ……ほんとに』
「 ……急に何言ってんの……俺もう行くから！」
急に頭を撫でたのが恥ずかしかったのか慌てたように家を出て行っちゃった。可愛い。
「 A様……本当に転轍の儀を行うんですか？……私が弱いからですね……貴方様を、貴方様の大切な者を守れるような力がなかったから…………」
『 李、その話はもう終わったことでしょ？それに何度でも言うけど、貴方は私の精神安定剤みたいなものなの。貴方は私の近くで無邪気に笑ってくれていればそれでいいのよ…………ふふ、大きくなっても中身は変わってないのね……ほら、恵が待ってるわ、行ってらっしゃい』
俯いて震えている李を優しく抱きしめる。
『 …………そろそろ、か』
──────
＿＿ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
『 はーい、今出まーす！』
なにか宅配でも頼んだのかな？
「 ！………ここは伏黒恵が住んでるんじゃないのかしら？貴方は一体だれ？」
現れたのは1人の身綺麗な女性と、彼女に似た長髪の少女だった。
『 う〜ん……話たいこともあるだろうしとりあえず中に入ってお茶でもどう？』
原作に津美紀の母が書かれてなかったのであくまで作者の想像です。
どうやって登場させようか迷った。
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武藤で無糖(プロフ) - みくさん» ﾋｮｴｰｰｰ！そう思って頂けて嬉しい限りです。コメント凄いモチベになります！ありがとうございます߹ᯅ߹ (2022年11月8日 14時) (
レス) @page28 id: 6b6a37760c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ヤバい...物語の進み方が好きすぎる...設定が好き....面白すぎます！夢主ちゃんのこういう感じ、めっちゃ好きです！！ (2022年11月7日 20時) (レス) @page7 id: c22457a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武藤で無糖 | 作成日時：2022年10月23日 15時
