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NJ「チョンさんは花がお好きなんですよね？」
あ「はい、詳しくはないですけど好きです」
NJ「僕は正直、花には興味がなかったんですが、この花壇が整備されてから好きになりました。見てるだけで心が穏やかになります」
あ「綺麗ですもんね」
NJ「チョンさんのおかげです、ありがとうございます」
あ「え？私？私何もしてないですよ」
そう言うと先生は私以上に驚いた顔をして固まった。
全く噛み合わない会話に首を傾げる。
何が私のおかげなんだろう。
この花壇のために何かした記憶なんて皆無だった。
NJ「ここの整備費はチョンさんのご両親が出資してくださってるんです。知りませんでしたか？」
あ「、、え？」
まさか、私が言ったから？
それだけでこんな広い花壇に
毎シーズン花を入れてるの？
、、、馬鹿じゃないの。
なぜか泣きたくなって
ホースを先生に押し付けて走った。
私の背中に「気が向いたら教室に来てくださいね」なんて声が聞こえてきた。
ガラッ
JM「え、どうしたの？」
ジミン先生の顔が滲んで見えなくなっていく。
何も言わず涙を流す私を
先生は抱きしめてくれた。
JM「あぁ、泣かないで。どうしたの？なんか嫌なこと言われた？」
違う、そう言いたくて顔を横に振った。
違う。違うけど、
何で泣いてるかなんて私にも分かんない。
しばらくの間、保健室の入り口で
ジミン先生の優しい石鹸の匂いに包まれて泣いた。
JM「落ち着いた？」
あ「、、、うん」
JM「ふふ、鼻真っ赤だよ」
クスクス笑った先生は「今日は特別にココア入れてあげる」って言って保健室に招き入れてくれた。
温かいココアを手に持ってボーっとする私に
「何か話したいことあれば話していいよ？」って細い目で笑った。
あ「花壇、あるでしょ？」
JM「あぁ、エントランス前のやつ？」
あ「、、あれ両親がお金出してるって初めて知った」
JM「そうなんだ」
あ「私が言ったの、ここに花があれば素敵だって」
JM「ふふ、良いご両親だね」
あ「、、なんで私に何も言わないんだろ」
JM「聞いてみたらいいじゃん、家族でしょ？」
苦い顔をした私にジミン先生は
「可笑しいな、それとびっきり甘いはずなのに」って楽しそうに笑った。
JM「Aはたくさん愛されてるんだね」
ポツリと呟かれたその一言に
また涙が零れ落ちそうになるのを必死に堪えた。
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ruru_chandayo00(プロフ) - 続き待ってます！ (8月7日 10時) (
レス) @page31 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
シャシャ(プロフ) - 続き見たいです>< (2022年6月30日 16時) (レス) @page31 id: d9047304dc (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - かえでさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません。私も自分自身の反抗期を思い返しながら、今更ながら当時見放さないでいてくれた方々に感謝しています。素敵なコメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - ルイスさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません！素敵なコメントありがとうございます！本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - はじめまして！このお話本当に自分の反抗期のことを思い出して涙を流しながら読ませて頂いてます！本当に面白いです！続きが気になります！ (2021年8月6日 23時) (レス) id: 2feed9c459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳那ｰRINNAｰ | 作成日時：2021年4月4日 1時
