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あ「お腹空いた」
シャワーから戻って冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出しているソクジンさんの背中に向かって話しかける。
JN「ふーん、で？」
クルリと振り返った彼は
全く温度の感じない表情をしていた。
、、、なんなの。
あ「何か作って、すぐに」
JN「あっひゃひゃ、君、誘拐って言葉知ってる？ご飯なんてあげるわけないでしょ？」
何それ、ありえない。
こいつなんなの。
悔しくて悔しくて唇に歯を立てた。
JN「ふふ、冗談だよ。そんな睨まないでよ」
あ「、、全然笑えない」
JN「ここを自分の家だと思ってくれていいよ。だけどね、僕は君の世話なんて１ミリもしない。勝手に生きな」
勝手に生きる。
自由な人生、それは私が望んでたもの。
だけど、何でだろう。
心に穴が開いたみたいに、空虚だ。
あ「、、分かった。今日は寝る、おやすみ」
料理なんてしたことない。
クッキーを作った時だって私は型取りを手伝っただけ。
だって、料理なんて興味ないんだもん。
パパもお父さんも私が興味を示さないものはやらせようとしなかった。
「いずれ誰だって我慢しなきゃいけない時が来るから、それまでは好きなことをやってればいいよ」ってお父さんはよく私にいった。
あ「いずれが今来ちゃったみたい」
小さく呟いた一言は何もない部屋に溶けて消えた。
リュックから携帯を取り出して電源を入れる。
私の家を通り越してソクジンさんの家に着くまでの３０分。
ひっきりなしにパパから電話が掛かってきて煩かったから電源を落とした。
画面が光り、ホーム画面に映し出されたパパとお父さんの不在着信の数はもう少しで３桁に達しそうだし。
メッセージなんかもっと酷い。
〜♪〜♪
メッセージを開こうとした瞬間に
着信中の画面に切り替わった。
【ユンギオッパ】
あ「はい」
YG「おいっ、お前どこいんだよ！」
珍しく焦ったオッパの声。
、、心配してくれるんだ。
ジワリと心が温かくなる。
あ「家出したの。あ、野宿はしてないよ」
YG「馬鹿だとは思ってたけどここまでとはな。いいか？早く帰れ２人が心配してる」
あ「、、、やだ」
YG「お前さ、、、ほんとクソガキだな」
怒った声にキュッと胸が小さくなって
慌てて電話を切った。
、、パパとお父さんが心配してる。
知ったことじゃない。
私には関係ない。
何度も何度も自分に言い聞かせる。
そう、私は何も悪くない。
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ruru_chandayo00(プロフ) - 続き待ってます！ (8月7日 10時) (
レス) @page31 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
シャシャ(プロフ) - 続き見たいです>< (2022年6月30日 16時) (レス) @page31 id: d9047304dc (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - かえでさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません。私も自分自身の反抗期を思い返しながら、今更ながら当時見放さないでいてくれた方々に感謝しています。素敵なコメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - ルイスさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません！素敵なコメントありがとうございます！本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - はじめまして！このお話本当に自分の反抗期のことを思い出して涙を流しながら読ませて頂いてます！本当に面白いです！続きが気になります！ (2021年8月6日 23時) (レス) id: 2feed9c459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳那ｰRINNAｰ | 作成日時：2021年4月4日 1時
