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人気も少なくなったところでようやく話しかけられる。

「あれはおそらく異能で記憶が消されているんだろう」

「なら手前がさっさと無効化しちまえばよかったじゃ無えか」

「君は馬鹿なの?勿論したさ。だが、無効化はされなかった。おそらく異能者本人に触れないと効かないタイプだね」

「一言余計だっての。そいつを探すのか……。厄介だな」

帰って情報をあさるしかないか、と考え込む。

「私はすでに心当たりはあるけどね」

と太宰が呟くものだから反応せずにはいられない。

「はあ?!何処のどいつだ!」

「きゃんきゃん五月蝿いなぁ。もうちょっと声を抑える事は出来ない訳?」

「いいから教えろよ!」

耳を手で押さえてすぐに教えようとしない太宰にイラついて仕方ない。

「最近ポートマフィアが人質をとっただろう?」

「ああ。でも隙をついて逃げた。そいつがなんだ」

「まだ分からないの?そいつだ。そいつが異能者だ」

ちょこちょこ俺を罵る太宰にイラつくが、黙って話を聞く事にする。

「男の異能力は記憶の一部を消すことができる。ポートマフィアから逃げた後、無差別に異能を使ってるらしい。そこでたまたまAさんがかかってしまったのだろう」

「そいつの異能を使う時の条件は」

「まあ変な条件だけど、落し物を拾った人」

「落し物ぉ?」

「そいつが落とした何かを拾ってくれた人に異能をかけることができる。Aさんは奴が物を落とした事にすぐに気付いて拾ってあげたんだろう」

「嗚呼、あいつなら人が良い所あるしなぁ……」


なるほどなぁ……。

それって結構な人が異能にかかってそうだな。

まあいい。


「俺が地獄を見せてやるよ」

「やれやれ。すぐ怒るんだから」

太宰は1つ重い溜息を吐き出した。

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伍-フュンフ-(プロフ) - 楓さん» ほんとドンマイですね。ありがとうございます!そう言われると嬉しいです!頑張ります! (2019年5月26日 23時) (レス) id: edb6879135 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - …異能掛けた奴ドンマイ、(-∧-)南無三 お話が面白くて好きです、更新楽しみにしてます!頑張ってください。( 'д')b (2019年5月26日 23時) (レス) id: f67163c875 (このIDを非表示/違反報告)
伍-フュンフ-(プロフ) - さらさん» 格好良くなってたなら良かったです!もう少しで22歳の中也くんになりますので、楽しみにしててください! (2019年5月26日 22時) (レス) id: edb6879135 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!15歳の中也くん格好よすぎです!!更新いつも楽しみにしてます!!頑張って下さい!! (2019年5月26日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
伍-フュンフ-(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!!頑張らせていただきますね! (2019年5月23日 10時) (レス) id: edb6879135 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伍-フュンフ- | 作成日時:2019年5月9日 10時

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