天界からの救世主14【暗殺教室】

霧矢、白ヘリ ページ6

「使う直前で話し合ったぬ。交渉期限は1時間、だったら殺すウィルスじゃなくともできるぬと」

岡「でもそれって鷹岡の命令を逆らったってことだよね、金もらっているのにいいの？」


内容がアレだが契約違反になる。
　

「今回の依頼、最初からボスは薬を渡すつもりはなかった。大量にカタギの中学生を殺した実行犯と命令違反、どっちが今後の仕事に影響するか考えただけだけよ」


そういうと、スモッグがポケットから何やら薬を出した。
それをAに渡す


『どーも』

ス「ソレを患者に飲ませて寝かしてやんな。"倒れる前より元気になった"って感謝の手紙が届くほどだ」

烏「信用するかの判断は生徒が回復してからだ、事情も効くためしばらく拘束させてもらうぞ」

「来週に仕事があるから、それ以内に解放しろよ」

『それでいいのか殺し屋((』


『……あ』


小さなAの声
渚達も烏間もAの方へ目を向けると彼は空に視線を向けていた。


烏「…俺が呼んだヘリじゃないぞ」


そう、空には真っ白いヘリが飛んでいた。
しかき、烏間曰く、防衛省のヘリではない、と言う。


バラバラバラバラ、と爆音をさせ、風を吹かせながらA達に近付いたヘリから垂れた梯子を人が伝って降りてくる。




「お取り込み中申し訳ない。そこのブt…クz…鷹岡という男を引き取りに来ました。貴方方に拒否権や選択権は無いので、こちらに何もしなければすぐ帰ります」


それは、全体的にオレンジ色がかった髪色をして、右の髪の毛は三つ編みされ、少し、いや異常に顔色が悪く、隈が酷い男の姿だった。



皆さん、お分かり？


只今天界本部の中では1番の苦労人、我ら天界秘書の零さんである！！


彼はいきなりの登場に動転して動かないE組や殺し屋達を無視し、さっさと鷹岡の身体を片手で持ち上げるとヘリへと帰って行った。




「「……え？」」


E組たちが動き始めたのはその真っ白いヘリが去った後だった。

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