霧矢、黒い男 ページ37
『…』
霧矢は死んでしまった柳沢を怪しんだ目で見やってから佇んでいるE組の方へ歩き出した。
服は砂埃で汚れているものの、傷１つない彼の姿。
『…ご無事ですか』
業「…っ！！」
淡々と言葉を口からだした霧矢。しかし、その態度は業の怒りの沸点まで熱させることとなってしまった。
ずんずんと大股で霧矢に近付いてきた業は霧矢の目の前まで来ると、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_パァンッ！！
思いっきり平手打ちをした。
あまりの業の奇行にE組は目を見開く。
その勢いのまま業は霧矢の制服の胸倉を掴み上げた。
業「…今まで何処に居たんだよ」
『……。』
業「今までどこに居たんだよ！！
学校にも来ない、
連絡もつかない、
律の力でも漸くんのスマホに入れなかったし
、
殺せんせーのマッハ２０でも見つからなかった！！
どんだけ俺が心配したと思ってんの！！？自覚しなよ！！漸くんは自分が思っている以上に！皆に！俺に！愛されてるんだよ！！？
もっと、さぁ……
もっと、自分を見なよ…」
『……』
初めて業にそんなに怒鳴られて、しかも平手打ちされた霧矢は一定時間顔の向きを変えなかった。
やがて業と顔を合わせると、ゆっくりと口を開く。
『…僕の事は、、出来れば皆さんの記憶から消えてもらいたいのです。
この学校を出たらボクはみなさんと会うことはありません。これくらいで損杏ことをいっているのでは、困るんですよ』
すこし弱弱しく、微笑んで言った霧矢。
そんな顔が珍しかった業は瞳が揺れる。
業「……なんで、そんなこと、、」
『…実は、僕は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
'
_____･･･････え、、?ッガッ!!?!』
霧矢が何かを話そうと口を開いた時、霧矢の視界の端に足のつま先が映っていた。
その足は霧矢の身体をいとも簡単に吹き飛ばし、校舎に衝突した。
業「、、、、え」
業は今起こっている状況が理解できなかった。
業から見れば目の前に居た霧矢が一瞬のうちに消え、そして、その代わりとして業の目に映っている黒い、男が現れて…
業「だ、
誰…」
その時、その黒い男は、言葉を話し出した。
「弱い」
「弱いなぁ…」
「こんなに弱かったっけ…」
「なあ、訓練してくれよ、なあ！
天界長」
ニヤリ、と口元を歪ませながらその男は嗤った。
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歌好き - マジで何回見ても飽きない。天海長かっこ良くてお空にさようならしそう。←昔と比べたらマジで変わったな僕。一人称と名前以外全部変わってるんすけど。草。← (2021年7月20日 18時) (
レス) id: 07ffdb712a (このIDを非表示/違反報告)
歌好き - うんうん今見てもマジで泣ける…！てか昔と今の僕のコメントめっちゃ敬語で良い子…あはは(白目)学校でも友からソシオパスお嬢って言われてるから結構変わったな…天界長が神なのは変わりないけど← (2021年4月22日 23時) (レス) id: 802b30b5d0 (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 威月さん» ありがとうございます(語彙力)！これからも頑張ります！ (2020年12月9日 13時) (レス) id: edb0872f6e (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 洸さん» ここまでの閲覧ありがとうございます！お疲れ様ですw長いですがこれからも頑張りますのでどうぞよろしくお願いします！ (2020年12月9日 12時) (レス) id: edb0872f6e (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 歌好きさん» ありがとうございます！歌好きさんもお気を付けて！ (2020年12月9日 12時) (レス) id: edb0872f6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リートゥ | 作成日時：2020年10月24日 17時
