天界からの救世主14【暗殺教室】

E組、霧矢 ページ32

それからは毎日現実だが非現実な内容の、非日常的な日常を送った。



偶にE組にとって大きな意見が舞い込んだりもした。

それでも、E組生徒は立派な暗殺者への道をしっかりと、少しずつ、歩んでいく。





そんな中、E組に衝撃が起きる。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿霧矢漸が、ある日突然パタりと学校に来なくなったことだ。



ことの発端は、何気ない日常からで。




殺「おはようございます」


がらりと教室の扉を開けて入ってくる殺せんせー。HRの時間だ。
そこで業はあることに気付く。




業「あれ？漸くんは休み？」



遅刻をしなさそうな霧矢が来ていないことを思い出した。
殺せんせーも、首を傾げている。「休みの連絡ははいっていない」そうで。


業「不良だねーｗｗ」

渚「ははは…(苦笑)…でも、どうしたんだろうね」

業「さあ…律」

律「はい！」

業「漸くんのスマホって…」


業は試しに律に霧矢の居場所を特定するように言ってみるが…


律「…すみません。霧矢さんのスマホには私、一度も入れた試しがなんです…居場所も特定できません…」

業「…なんで漸くんのスマホには入れないんだろう…」

「「……」」


しかし、一日たった翌日も、その次の日も、霧矢漸は登校してこなかった。









'



その霧矢漸は、


『集合』

「「はい！」」


天界本部にAという名前で、天界長として足を踏み入れていた。
髪色も黒ではなく夜空色で、制服ではなく天界長の服装をしている。



『お前ら、気ィ引き締めろ。零。お前は一ヶ月休暇をやるからそのボロボロな身体を一ヶ月で完治させて来い。お前の残りの仕事は俺が片付ける』

零「え…でも『おい』っ！」


零はAに反論しようとしたが、その言葉はAの低い声によって遮られてしまった。


『これは命令だ』

零「…承知、しました」









『……さあて、いつ来るやら…』

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