反論を覆すような事実 ページ22
零を引っ張りながら羅衣がやって来たのはAの執務室
零「なんでこんな所に来たんだよ」
訝しげに零は羅衣の横顔を見た
羅「零のその反論。覆すために来たんだよ」
額に少し血管が浮き出た羅衣は冷めた眼差しで零を見た
コンコンコン
……
零「天界長いないけど、ノックしたって返事は帰ってこないよ?」
羅「…癖なんだよ…!!だまらっしゃい…!!」
…ちょっと恥ずかしかったらしい。羅衣の頬は薄く赤に染まっていた
ガチャ
零「っ!!うっわ…なにこれ書類だらけじゃん…」
羅「零がいう天界長の仕事は零が受けていた仕事だけじゃないんだよ」
零「っ…」
あれだけ大きな口を叩いていた零も流石に口を閉じた
これだけの書類仕事をAは淡々とこなしていたことに驚愕したのだ
羅「…それで零は自分の仕事を終わらせた…だっけな?」
零「っそうだよ!俺は自分の仕事はやってる!今日も!これまでも!」
焦っているのか、零の頬を汗が伝う
羅「…そうか、まあ、副業も忙しい零だけど天界の仕事は終わらせた…んだっけ?」
零「そう____
羅「じゃあ…これはいつやった?」
_____え?」
羅衣が放った言葉と同時に羅衣はある書類の束を零の前につきだした
恐る恐る零はその書類を受け取り、中を見る
零「なにこれ…知らない・・・・・俺はこんな書類題名見たことがない!!!」
信じられない、といった風に手や声を震わせながら叫んだ
羅「だろうな?でもその書類は零の仕事分だぜ?」
そう、羅衣が零に渡したのは物に宿る力についての資料を探していた時にAのこの部屋の床に置いてあった零と羅衣の書類であった
零「…まさか…天界長は自分の大量の書類仕事もあるのに俺たちの仕事もしていたっていうのかよ!!?」
羅「それがどれだけ大変な事なのか…零にはわかるよな?」
零「それは十分分かるけど…なんで…」
羅「俺たちが副業を始めたからだよ」
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リートゥ(プロフ) - 鸛 実況者ズキさん» 爆笑 気付かれてしまいましたwww修正しようとしてめんどくさくて忘れてたやつww修正しておきますねw応援ありがとうございます! (2021年6月24日 20時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
鸛 実況者ズキ - あれ、?ページ39、始めた日、20019年、? めっちゃ面白いです!!!更新頑張ってください!!! (2021年6月24日 16時) (レス) id: b918a201eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リートゥ | 作成日時:2019年11月27日 22時