天界からの救世主【名探偵コナン】【紺青の拳】

この端末は、一体誰のものなんだ ページ33

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その音源の携帯端末は少し離れた廊下に落ちていた。
黒いスマホで、音を切ろうと画面を開くといきなり顔認証が起動した

キ「……は？」

その顔認証はキッドの顔を認識すると、なんと認証マークが出、携帯の画面がロック画面からホーム画面に変わったのだ。

つまり、このスマホはキッドに拾われる、と分かって、それにつけ加え、キッドに中身を見ろと言っているようなものなのだ。

キ「…いいぜ、乗ってやるよ」

その思惑に乗ったキッドはホーム画面にある唯一のファイルを開く。
そのファイルには、



地下金庫の暗証番号変更のお知らせが来ていた。

キ「は？……誰かが落とした？いや、警部補からは俺がスってその場に居た、他2人はこんな重要な端末を落とすはずがない…じゃあ、これは…」




この端末は、一体誰のものなんだ



タラリ、と冷や汗が頬を撫でた。

だが、こうしてはいられない。もしこれが本当の暗証番号だとしたら早く開けて紺青の拳を盗らなければならない。


ただ、この暗証番号が偽物だとしたら今すぐここを出なければ。

キッドにとってこれは一か八か、の勝負だった。

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