天界からの救世主30＿＿＿異色な孤独龍の追憶【オリジナル】【過去編】

で、酔ってんのかな ページ15

なう、天界本部敷地内。



零「で」

『うん？』


大きな笑い声は小さい音の振動となって本部迄届いた、と言う零によって笑い狂ったAは回収されて行った。

その現場に来た零はその惨状に酷く引いたという。


岩に背中を預けていたらしいAは笑い過ぎて地面に転がり、その岩の奥のほうでは身体をバラバラ切り離された部下らしき肉片が転がっていて。
部下が死んで笑っているAが。とても。



零「(ﾔﾍﾞｪ)」



そう酷く思って。


はじめ部下が目の前で殺され？て気が可笑しくなったのかと思っていたが、別に戦争時に目の前で部下が死ぬなんて事はよくある事だ。
それがたった一人特に思い入れがある訳でもない部下一人殺されたぐらいでなるかどうかといわれりゃそりゃ答えは勿論「NO」である。


取り敢えずもうすぐで笑い死にそうなので上司を助けることにしよう。


零「ほら、天界長。起きてください。あなたそれ転がってる地面めっちゃ汚いですよ」

『んふふ、、あっあは、』

零「ダメだ手遅れだ」((


取り敢えず脱力している彼を背に背負って歩いていくことにした。
この状態で本部に帰るとそれこそ異色な目で見られる。零が。そう、俺がだ。

しんだ部下は適当に消しておいた。あそこにいつまでも置いておけるようなもんでもない。生肉…((



笑って上機嫌らしいAは太腿を持たれて背負われている状態で膝から下をぶらぶらと揺らしていた。未だ耳元で『んふふ、あはは』と聞こえる。可愛いなこの人。酔ってんのかな()

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零

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