源氏の兄の旦那様

胸焼け起きそう ページ4

side加州

大和守「僕さすがに胸焼けしてきた」

「すごい分かる」

酒呑みの時に隣の安定が呟いた
短刀達や脇差とかは、宗三とかが先に退出させて残ったのは酒が飲める奴等

たぶん、それは此処に居る皆が思ってるよ..

『それは..なんだ？』

髭切「...牡蠣？」

『柿？』

髭切「食べてみれば分かるんじゃない？」

『ふむ..』

髭切「はい」

『むっ』

...なんで自分で食べないの！
主が泣いてるから止めてあげて！

なんというか、その..甘ったるい
日本号とかはそれを摘みに酒を飲んでるからいいけど...俺達は違うね

『ふむ...これは中々に不気味な食感』

髭切「不味い？」

『俺は好みではないな』

髭切「そっかー」

Aは髭切の隣に座りもぐもぐと口を動かすが
どうやら中々飲み込めないらしい

でさ、普通なら水とか渡すじゃん？
なのにこの二人の場合違うんだよね..

Aがいきなり隣の髭切の頬を包んだと思えば
口付けを交わす

髭切「んっ..」

酒が回ってるからなの？なんなの？

次郎太刀「熱いねぇ」

日本号「胸焼け起きそうだな」

さすがに二人も苦笑していた
Aはしばらくして髭切から離れる

『...気持ち悪い』

髭切「うん、そうだね...じゃあ横になってなよ」

『ん』

髭切に膝枕して寝転ぶAに、何事も無かったかの様に酒を飲み続ける髭切

髭切と一緒に飲んでた鶴丸が不思議に思ったのか髭切に問う

鶴丸「A兄様、牡蠣は飲み込めたのか？」

髭切「？..牡蠣なら僕が食べたけど」

鶴丸「...」

平然として言ってのける髭切にさすがの鶴丸も
あんぐりと口をあけて絶句していた

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