第237話 沖縄上陸だ！ ページ38
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次の日、雷門イレブンは綱海に別れを告げて、沖縄へ向かうべく船に乗った。
「雷門イレブン、いよいよ沖縄上陸だ！」
船に止めていたキャラバンを発進させ、いよいよ、雷門イレブンは沖縄へとやってきた。眩しい日差しの中、きれいな海がキラキラと輝く様子に、みんなは目を輝かせた。
「響木さんの情報じゃ、この辺りにいるんだろ？“炎のストライカー”は」
キャラバンを降りたあと、みんなは集まって話し合い始めた。土門の問いかけに、円堂は頷いた。
「ここでキャンプを張って、定期的に探すぞ。みんなで聞き込みだ！」
「聞き込みって、刑事さんみたいッスね！」
壁山が目を輝かせ、目金と並んで茶番を始めた。
「手がかりは“炎のストライカー”。この辺りの浜辺で、さながら炎をまとったようなシュートが何度も目撃されたとのこと」
「とはいえ、これだけの情報では難しい。他に手がかりはないんですかねぇ……」
キラリと目を輝かせて夏未を見る二人に、夏未は「ないわ。今のところはね……」と答えた。
「瞳子監督は？」
「あとで合流するって。監督もめぼしい情報は得られてないみたい」
「そうか……」
あまりの情報の少なさに、みんなが俯いて落ち込む中、秋は元気よく励ました。
「みんな！気合い入れていこうよ！みんなで探せば、きっと手がかりが見つかるわよ！」
「秋の言うとおりだ！頑張ろうぜ！もちろん、特訓も忘れないようにな！」
「おーっ！！」
みんなが気合を入れて、大きく声を上げた。
「あたしたちも、バタフライドリームのパワーアップ頑張らないとなぁ！」
「ダーリン、ちょっとだけ泳がれん〜？ウチ、ダーリンに……み・ず・ぎ……♡見せたいわ〜♡」
塔子の言葉なんて聞いてもいないリカに、塔子はものすごい形相で詰め寄った。
「そんな暇ないっての……！！」
「せっかく沖縄に来たんに……」
リカが不満そうに顔を背けたとき、砂浜の向こうで、サッカーボールが上がったのが見えた。
「サッカーボール？」
円堂たちがサッカーボールの上がった方へ向かう中、みんなもバラバラになって、炎のストライカーの手がかりを探すため、歩き始めた。
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作者名：無名 | 作成日時：2022年10月5日 10時
