第189話 ナニワランドの地下に ページ40
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「うーん……」
リカは迷ったように一瞬黙った。
「じ、実はな──」
「わーっ！！」
「き、今日もええ天気やなぁ！あ、虎や！」
「え〜！どこどこ〜！」
「って、虎が空飛ぶかいな〜！」
あからさまな誤魔化しをしながら、CCCはリカを取り囲んでヒソヒソ話し始めた。
「あかんやんリカ！そんなこと人に言うたら！」
「うちらだけの秘密やろ！」
「せやけどダーリン知りたそうやし……それにみんなで一緒にできたら楽しいやん？な？ええやろ…？」
「でもなぁ……」
「お願い！このとおり！！」
そう言うと、みんなは立ち上がった。
「………しゃあないなぁ」
「みんな、ありがとうやで！」
リカは雷門のみんなを見た。
「自分ら、ついてき！」
─────
彼女たちが誘導した先は、ナニワランドにあるお城の形をした建物だった。
「お城ッスか？」
「ここに秘密が…？」
「こっちやで！」
彼女たちに案内されて建物の中へと入った。
「下に何かあるの？」
「でも、さっき調べたときは行き止まりで何もなかったぞ？」
「と、思うやろ？」
そう言って、リカがある一角にあった手すりに手をかけた途端、エレベーターのように、みんながいた場所が下へと降りていった。
その先には、巨大な施設があった。
「ここが、うちらの練習場やで！」
「ナニワランドの地下にこんなところが……」
リカは円堂をみてニヤッとした。
「驚くのはこれからやで」
そう言って向かった扉の先には、数多のトレーニングマシンが設置されていた。
「じゃじゃーん！！どうや！かわいいやろ〜！！」
「す、すげーカラフル……」
よく見ると、マシンにはシールで装飾されたあとがある。リカは得意げにふふんと鼻を鳴らした。
「ウチらがデコってん！ダーリンの顔も描いとこか〜！？」
「あはは……」
リカたちに案内され、みんなは施設の中を見て回ることにした。
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無名(プロフ) - ヤギさん» 返信が遅れてしまいごめんなさい😭🙏嬉しいですありがとうございます…😭😭🙏🙏💕💕 (2022年10月4日 19時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - とても面白くて最初からここまで一気に読んでしまいました、応援してます！ (2022年6月1日 4時) (レス) @page2 id: 4a42e1cfde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年5月9日 22時
