第177話 会ってみてぇよ ページ28
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「シャドウ、お前も？」
「ああ」
シャドウが頷いた。
「だが、俺の今のシュートでは、宇宙人に勝てない。完成したその時に、チームに加えてもらおう」
「円堂、みんな応援している。絶対、負けるなよ！」
「ああ。ありがとう！ありがとう、杉森！！」
円堂と杉森は、力強く握手を交わした。
「すげー元気もらったぜ！！」
─────
それから一行は、雷門中へと戻った。破壊された校舎は、立て直しのために工事が行われていた。
「パパ！」
「おかえり、夏未」
夏未が、雷門中の理事長のもとへと嬉しそうに駆け寄った。
「今新しい校舎を建てているところなんだ」
「学校がもとに戻るまでに、この戦いが終わるといいけど……」
「諸君、よく戻ってきてくれた！」
理事長は雷門イレブンの面々を見ながら言った。
「夏未から報告を受けたが、真・帝国学園には正直驚いたよ。苦しい戦いが続くが、君たちなら必ず成し遂げられる！頑張ってくれ！」
理事長の言葉に、みんなは微笑んだ。
「とはいえ、休みも大切だ。短い時間だが、疲れた体を休めてくれたまえ」
─────
疲れた体を休める、と言いつつも、みんなは河川敷に集まっていた。
「吹雪、やろうぜ！」
「いいけど……足は大丈夫かい？」
「お前、意外に心配症だなぁ。おーい、杉森！！今すぐにでも見せてやるぜ！！」
染岡がボールを蹴り上げた。
「“ワイバーン”──」
「“ブリザード”！！」
吹雪と染岡のシュートが炸裂し、ゴールネットへと突き刺さった。
「よし！！」
「わああ！やっぱりすごいッス！！」
「かっこいいでヤンスね〜〜！！」
杉森はボールを拾い上げると、嬉しそうに笑った。
「見事な連携技だ！吹雪とか言ったな？お前、立派にあの豪炎寺の代わりを務めているじゃないか！」
「豪炎寺ぃ？」
吹雪がぽかんとすると、染岡が否定した。
「豪炎寺の代わりじゃない。吹雪は吹雪、豪炎寺は豪炎寺だ！」
吹雪はその言葉にふっと笑った。
「会ってみてぇよ。その豪炎寺って奴にさ」
染岡は笑った。
「そのうち会えるさ！」
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無名(プロフ) - ヤギさん» 返信が遅れてしまいごめんなさい😭🙏嬉しいですありがとうございます…😭😭🙏🙏💕💕 (2022年10月4日 19時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - とても面白くて最初からここまで一気に読んでしまいました、応援してます！ (2022年6月1日 4時) (レス) @page2 id: 4a42e1cfde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年5月9日 22時
