第426話 ジェネシスに“選ばれた” ページ27
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「ヒロト！」
「やあ、円堂くん」
グランは黒いボールの近くへ着地した。
「お前、一体何しに…？」
「今日は君に用があって来たんじゃないんだ」
グランは円堂に笑みを向けたあと、表情を一変させて、バーンとガゼルを睨みつけた。
「………何勝手なことをしている？」
「俺は認めない！」
バーンが声を荒げ、グランを指差した。
「お前が“ジェネシス”に選ばれたことなど！！」
「“選ばれた”…………？」
「我々は証明してみせる！雷門を倒して、誰がジェネシスに相応しいのか！」
グランは眉をひそめた。
「往生際が悪いな」
グランの足元にあった黒いボールが、白い光を放った。
「待て、ヒロト！！」
円堂が制止したが遅く、グラン、そしてカオスの選手たちは、まばゆい光に包まれて、姿を消した。みんなが呆気にとられる中、なんとか立っているような状態だったアフロディが、ついに倒れ込んだ。
「アフロディ！！」
──────
アフロディは怪我の具合がひどいため、稲妻総合病院に入院することになった。
「離せ！離せっちゅーとんのがわからへんのかっ！」
一方雷門中のグラウンド付近では、リカが叫んでいた。リカは目の前の監督の方へと向かおうとしている。アフロディがひどい怪我をしているというのにリカとの選手交代を認めなかったため、抗議しに行こうとしていたのだ。それを、春奈と秋が二人がかりで止めている。
「あの監督、もう許さへん！」
「だからって、そんな喧嘩腰に出ていかなくても！」
「夏未さんとA先輩も見てないで手伝ってくださいよ〜！」
近くで様子を見ていた夏未がため息を吐き、Aは苦笑いをした。
「───誰！？」
その時だった。
近くにいた監督が声を上げたため、5人は慌てて近くの木陰に隠れ、様子をうかがった。
「……………ヒロト」
監督が静かにその人物の名前を呼んだ。彼女の前に立っていたのは、あのグランだった。
「えっ、いまヒロトって…！」
「なんやて…！？」
みんなが慌てて身を乗り出し、その様子を確かめた。
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
