第040話 やっぱりすごいな ページ41
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「あ、豪炎寺」
放課後の夕方頃、鉄塔広場の近くで豪炎寺と会ったAは目をぱちくりさせた。まだユニフォームを着ている。
「また練習しに行くのか？ 壁山と」
「いや。一人だ」
Aはきょとんとした。
「イナズマ落としの練習だろ？」
「ああ。鉄塔に丸太をくくりつけて、不安定な足場から飛ぶ練習だ」
「へえ……」
Aは薄く微笑んだ。
「じゃ、私も手伝っていいか？」
「別に平気だ」
「私だってサッカー部のマネージャーだ」
あんまり役に立ってないかもしれないけど、と付け加えながらAは頬を掻いた。
「一人でやるよりも誰かが見てたほうが、どこが悪いのかわかるだろ？ 駄目か？」
「……確かにそうだな」
Aは嬉しそうに笑って、豪炎寺の後に続いて鉄塔へ向かった。
鉄塔の柱に紐でくくった丸太を縛り付けて吊るし、Aは豪炎寺が練習をするのをじっと見た。
やはり丸太ではうまく飛べないようだ。何度もドサッと地面に倒れ込んでは起き上がり、豪炎寺は練習を続けた。
「豪炎寺は、やっぱりすごいな」
一旦休ませて、水分補給のために買ってきた飲み物を豪炎寺に手渡しながら、Aは言った。
「私、最初は、豪炎寺が何を考えてたのかあんまり分からなかったけど……ほら、あんまり喋らないだろ」
Aが苦笑いしながら言った。
「でも、サッカーに対しての熱い気持ちが伝わってくるよ。すごくひたむきだ。尊敬する」
「………」
豪炎寺はじっと地面を見つめたあと顔を上げ、Aを見た。
「お前もそうじゃないのか？」
「え？」
「雷門の練習を見てるときのお前は、まるでそこに混ざりたいって言ってるような顔だ」
Aはポカンとした。そんな顔をするはずがない、と思いながら、Aはきゅっと唇を結んだ。
「豪炎寺が昨日言ったこと、私、家に帰ってからもずっと考えてた」
Aはうつむいた。
「母さんと父さんは、私がサッカーをしてる姿が好きだった。確かにそのとおりだ」
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
