第022話 呪文に秘密が ページ22
、
「クソッ……どうなってるんだ！」
「急に足が動かなくなるなんて……」
「やっぱり、呪いじゃ……」
前半を終えた休憩時間、部室に戻った雷門イレブンは作戦会議をしていた。
「みんな、何ビビってるんだよ！ まだ前半が終わったばかりじゃないか！」
「怖いっス！怖いっス！！俺、これ以上は怖くて無理っス！！」
騒ぐ壁山を、宍戸と風丸が押さえつけた。
「逃げるな壁山！！」
「呪いなんてあるわけないだろ！！」
「だったら、なんで足が動かなくなったんスか！」
これに関しては、二人も分からないらしい。
「分からない……でも、絶対何か秘密があるはずだ！」
円堂が言った。
「そういえば…あの監督が呪文を呟き始めてからだよな。尾刈斗中が変な動きをしだしたのって」
「言われてみれば、たしかに……」
「じゃああの呪文に秘密が？」
春奈と秋が考え込む横で、Aも腕を組んで考えていた。
「答えは試合中に見つけるしかないな。とにかく、ボールを取ったらすぐフォワードに回して、シュートチャンスを増やすんだ！まだまだ一点差！必ず逆転しようぜ！！」
円堂はぐっとガッツポーズした。
「頼んだぜ、豪炎寺、染岡！！」
「ああ。今度こそ決めてやる！！」
しかし、豪炎寺は返事をしなかった。部室を出るとき、Aは最後に出ようとしていた豪炎寺を見た。
「なあ、豪炎寺。尾刈斗中のあの呪いについて、考えてるか？」
Aの言葉に豪炎寺が振り返った。
「私も考えたんだけど……呪いっていうのは信じたくない
し……秋が言ってたとおり、あの呪文に秘密があると思うんだ」
「……ああ。俺も考えてたところだ」
Aは前半戦の様子を思い出しながら、部室を出て、円堂たちの列の後ろで豪炎寺と話をした。
「──あとは、あのキーパー技……どんな技でも、破れない技なんてない。何か策があるはずだ」
「分かってる。後半で探るつもりだ」
グラウンドに向かっていく豪炎寺を見つめながら、Aは笑った。
「帝国戦の豪炎寺のシュート、凄かったな！後半も頑張れよ！」
、
第022話 俺がシュートを決める→←第020話 ゴーストロック
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
