平和な世界にしてみせる

アタリマエ？？ ページ22

鈴side


アタリマエ……？？


それって本当にアタリマエ……？？



本当なら
この喪失感は何？？


一度失った気がするの。

離れていってしまった気がするの。


鈴「師範、鬼じゃないですよね……？

夢じゃないですよね……？」


雪「？？なに言ってるんだ？今日の鈴は可笑しいなあ。」


そうよね………

夢なわけ……


ハッ！！！



鈴「此処にいたいよ……」


雪「好きなだけ居ればいい。鈴の居場所は此処だ」


違う。違うでしょ？？


ここは夢の世界。

話せば話す程分かるんだ。

痛いほどに感じさせられるんだ。



鈴「師範……ごめん……なさい」


ずっと此処に居ることは出来ない。

鬼殺隊の皆も居るし、守らなければ行けない人達も沢山いるから。


それなら、やる事はたった一つ。


鈴「皆を救える程強くなります。

立派な柱になります。

だから、許してください。


さようなら………師範…」



はっ！

目覚める事が出来た。


ねずこちゃんが心配そうに炭治郎さんを見つめていた。

鈴「大丈夫よ。死んだわけじゃない。

だから、ねずこちゃんは皆を起こして。」


ねずこ「むー！！」

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