糸、43本 ページ50
「＿＿＿＿A。」
薄く笑みを浮かべる貴方様がここに居るなんて、夢ならとっても素敵な夢を見ている。
「主様…………ッ！」
かしゃん、と携帯が滑り落ちる。
主様は私の前に歩いて来て落ちた携帯を拾い、消した。
「
本物、本物だ。
夢、じゃない。
「主様、私……！」
嬉しくて、報告しようとしてもはくはくと空気が漏れ出るだけで音にはならずに声が落ちていく。
「ああ。よく頑張ったな、A。」
頭に乗せられた大きな手が、私に向けて下さるその微笑みが、私の心を満たしていく。
「っ…はい……はい………！」
自然と、頬が緩んで赤らむ。
主様が来て下さるなんて…！
優しい手が、頭から頬に滑り親指が唇をそっとなぞる。愛おしげに見つめるその瞳にうっとりと見惚れていると、明るい声がかかった。
「いた！Aさーん！」
＿＿＿＿ゴン達だ。
調べ物が終わったのだろうか、こちらに走ってきている。
「ゴン、どうかしましたか？」
「あのね…。？、その人は誰？」
ゴン達は主様を見て首を傾げた。
……クラピカさんがいる前で幻影旅団の団長と説明するのはとてもいけない。どうしたものか。
「Aの友達かい？」
「うん、そうだよ！お兄さんは？」
「俺？俺は…保護者みたいなものさ。Aが世話になったね。」
「ほぉん、随分若ェな……、まさか…恋人」
「ゴン、本来の目的を忘れていないか。」
レオリオさんの頭に拳骨を落としたクラピカさんはこほんと咳払いをしてそう言い、主様に軽く会釈した。
「あ！あのね、俺らキルアの家に行こうとしてるんだけど…Aさんも行かない？」
……キルアの、家に？
「……キルア？」
「彼等と共に試験を受けた少年です。彼も…お友達です。」
主様が考える素振りをした。きっと本当はすぐに帰るつもりだったのだろう。これは望み薄だと思い、諦めた矢先主様が顔を上げた。
「いいぞ。ただし、ゾルディック家は危険だ。俺も行こう。」
＿＿＿＿＿＿＿＿
私生活が忙しく遅くなってしまいました(汗)
やっと続編できました！
【H×H】神々の花嫁と絡む糸
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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雪寝子(プロフ) - たぬぽこ//tanupokoさん» ありがとうございますゥウウウウウウ！！！！ヒソカ×夢主書いててすごく楽しくて……！更新頑張ります！ (2019年3月26日 0時) (
レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
たぬぽこ//tanupoko(プロフ) - コメント失礼します！夢主ちゃん可愛いくて可愛いくて……初心な彼女をヒソカがいじって喜んでいるところが大好きです！これからのヒソカと夢主ちゃんとの絡みが楽しみです！(それ以外の方との絡みも大好きですよ) 更新されたらまた飛んで来ますね☆ (2019年3月25日 23時) (レス) id: 7891f007bf (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ヒガンバナさん» ンンンンンンンン(悶)ありがとうございます〜ッッッ！！！！！！！更新頑張ります！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - めっちゃくちゃ！お！も！し！ろ！いいいい！最高です！更新を楽しみにしています！頑張ってください！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 鈴切丸さん» わわわありがとうございます〜！更新頑張ります！ (2019年1月13日 14時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪寝子 | 作成日時：2017年12月17日 15時
