糸、33本 ページ39
ゴンが森に消えて暫く時が経った。
そろそろヒソカ様に合流しようと思い立ち、島のあちらこちらを探し回り、夕日が出ててしまった。
時間はかかってしまったが、島の端に見慣れた赤い髪と見知らぬ黒髪の人物を視界に捉えることが出来た。
「やあA♢プレートはゲット出来たかい？」
「……ヒソカ。誰、こいつ。」
それは私も聞きたい。
ヒソカ様の知人と言うのは見て取れるが、先程から送られる殺気が私だけでなくヒソカ様にも送られている。
「あァ、初対面だったっけキミ達♣」
じゃあ紹介してあげるよ。といつもの笑みを浮かべたヒソカ様は黒髪の人物に私の事を話し出した。
「この子はA、クロロのお気に入りサ。」
「ふぅん、あのクロロのねぇ……。」
高身長の腰を曲げ、じっくりと顔を見られる。……鑑定されている？
「んで、彼はイルミ。暗殺一家の長男、ボクのお友達さ。」
「ヒソカ様のご友人…でしたか。無礼をお許しください。」
軽く頭を下げると、イルミさんは別にいいよと素っ気なく声をかけ私とヒソカ様に背を向けて地面に穴を掘り出した。
「じゃ、俺リミットの日まで寝るから。」
穴の中に入ったと思えばそう一言言い、そのまま潜ってしまった。
「…不思議な方ですね。」
「そうだろう？…で、Aは何しにボクの所に来たんだい♤」
そう聞かれ、ここに来た本来の目的を思い出し、ヒソカ様のターゲットが見当たらない事と、ゴンのターゲットはヒソカ様だった事を話した。
「ヘェ……じゃあAと交換しなくても405番に会えたのか。」
「そう、なりますね。プレートはどうしますか？」
考える素振りをせず、返答はすぐに返ってきた。
｢ボクが言い出した事だし、責任もってボクがAの分を狩るよ♡」
＿＿＿Aは僕の分をお願いね。と
「…分かりました、では五日後に。」
背を向け、どこか川のある場所へ行こうと歩き進める。
……朝から着いてくる気配に警戒しつつ、耳を澄ませる。小さく水の音がする、そう遠くない。
脚に力を入れ、地面を蹴ろうとした
その刹那。
私の体は、思うように動かなくなった。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 231人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪寝子(プロフ) - たぬぽこ//tanupokoさん» ありがとうございますゥウウウウウウ！！！！ヒソカ×夢主書いててすごく楽しくて……！更新頑張ります！ (2019年3月26日 0時) (
レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
たぬぽこ//tanupoko(プロフ) - コメント失礼します！夢主ちゃん可愛いくて可愛いくて……初心な彼女をヒソカがいじって喜んでいるところが大好きです！これからのヒソカと夢主ちゃんとの絡みが楽しみです！(それ以外の方との絡みも大好きですよ) 更新されたらまた飛んで来ますね☆ (2019年3月25日 23時) (レス) id: 7891f007bf (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ヒガンバナさん» ンンンンンンンン(悶)ありがとうございます〜ッッッ！！！！！！！更新頑張ります！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - めっちゃくちゃ！お！も！し！ろ！いいいい！最高です！更新を楽しみにしています！頑張ってください！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 鈴切丸さん» わわわありがとうございます〜！更新頑張ります！ (2019年1月13日 14時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪寝子 | 作成日時：2017年12月17日 15時
