解せぬ……39 ページ11
貴方side
｢……ぇ、本当にこれ全部……！？｣
『うん、全部』
｢ぁ、ありがとう〜……｣
私はまりちゃんに任された半分くらいの宿題を机に置く。
すると彼女は驚いた顔で私と大量の宿題を交互に見つめる。
無事に迎えたテスト当日の朝。
休日に期日に間に合うよう必死でペンを走らせ、どうにか宿題を終わらせることができた。
『これに懲りたら、次から＿＿』
｢あ！ なら、本当に少しで良いからもう少しだけ宿題手伝ってよ！｣
『……え？』
＿＿何だって？？
私は少しは懲りただろうと軽く注意をしようとしたとき、まりちゃんは急に爆弾投下をしだした。
私が一週間、死ぬ気で半分やったのに、まりちゃんはまだ全て終わってないと……？
『……し、仕方ないなあ……』
心のなかで黒くドロドロとした何かが私を
しかし、"友達"を失いたくなかった私は、彼女の度重なるお願いを断ることが出来なかった。
｢ほんと？ ごめんね何回も、ありがとう〜！｣
(……私のバカ、意気地無し)
私は喜ぶ彼女への本音を押し殺すように、代わりに心のなかで自分に毒づいた。
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冬景色(プロフ) - かめそんさん» 初めまして。応援コメントありがとうございます！お褒めに預かりとても嬉しく思います。これからも精進いたします！ (2020年5月12日 7時) (
レス) id: e83ba022d2 (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白くて続きが気になります！更新頑張って下さい！！ (2020年5月12日 4時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬景色 | 作成日時：2020年5月9日 8時
