＝真っ白な・３７＝ ページ37
「はい♪」
ニコニコ笑顔の慧とは対照的な
難しい顔をした大天使様＿＿
何を言うのか、ゴクリと息を飲む。
「＿＿所で、慧。」
「はい。なんでしょーか、宏太さま。」
「・・見た所、侑李の願いは叶ったようだか..
どうだ？息子も夫も、慧が笑顔にし元気づけ
叶ったように見えるが・・。」
「あ。。んと、んっと。。
えー..そりはそのー、３日間で少しは
お元気になったとおもぃますー・・。
んと、でも〜。」
「でも？」
「あ、はぃ。でも、まだまだじゅーぶんじゃ・・」
「そうか？＿＿もう十分だと思うが..
慧、そろそろ帰って＿＿＿」
俺の前で話している２人の声が
プツリと途切れた。
口をパクパクしている２人を見つめ
呆然と立ち尽くした。
立ち尽くすしか出来ない＿＿＿。
聞こえない、声が聞こえない。
聞きたくない＿＿聞きたくないんだ。
「＿＿＿かっ＿＿」
帰らないでくれ、帰らないでほしい。
まだ居てくれよ、頼むから・・居てほしいんだ。
「行か..なぃ。で＿＿＿」
行かないで、行かないでくれ。
俺を置いて行かないでよ、母さん＿＿＿＿＿。
「＿＿＿かぁ、さ..ん」
いつの間にか、俺は泣いていた。
本当の気持ちを、素直な気持ちを吐き出して、
膝から崩れ落ち、咽び泣く。
俺の涙かリビングの床に沁み込んでいく。
涙が止まらない、悲しくて悲しくて。
どうしたらいいんだ＿＿＿。
「雄也＿＿」
優しげな慧の声。
泣きじゃくり震える背中に
優しい温かな手が触れる。
ふわり＿＿ふわりっと触れるんだ。
「ね、雄也＿＿よかった。
やっと泣く事ができたね..泣いてぃぃの
たくさん泣いて。ね、雄也。」
「け..ぃ＿＿＿＿＿＿」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
慧に抱き締められたまま、寝てしまった俺は・・
目を覚ますと、自室のベッドの上だった。
深夜２時＿＿＿。
慧が居ないんじゃないかと不安になったが
すぐに安堵した。
右の脇に、優しい安心な重みと温もり。
「慧＿＿居た。..良かった。」
呟いてすぐに、慧の細い肩が揺れ
「んふふ・・雄也？」
「あ＿＿起きてたのか、慧。」
「ん。起きてたよー。
また雄也が安心〜って寝られるよぅに
慧、見守ってたっ♪」
「・・ありがとな、慧。
つか、ちょい情けねぇけどな、俺。」
「んーんっ、そんなコトなぃよ雄也。」
「ありがとう、ホントにありがとな慧。」
「んふふ〜、い〜え〜。」
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あひる☆(プロフ) - けーままさん» けーまましゃま！！コメントありがとがとがとーですーっ。よかった〜♪楽しく読んでいただけて、あんしん〜♪ (2019年10月25日 19時) (
レス) id: 201d65d8ea (このIDを非表示/違反報告)
けーまま(プロフ) - お話楽しみに読ませていただきました！最後のけいちゃんの日記が可愛すぎました！！ (2019年10月24日 21時) (レス) id: ec2812ad48 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - うさこさん» こんばんばーん☆うさこしゃまー（＞０＜〃）展開が読めなくては、うれしいお言葉です！本当にありがとぉーですっ。わ〜ぃ、しゃべり方大好きって！うほうほっ。うっれしぃー。おお〜はれんちもおすきだー。ぬふふ。 (2019年10月18日 17時) (レス) id: 201d65d8ea (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - musicmans5962さん» わぁ〜♪可愛いの極みっていってくれたっ。。うれしぃぃー。おまけもがんばるぅー。 (2019年10月18日 17時) (レス) id: 201d65d8ea (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - 初めまして。この作品読んでいて展開が読めなくてどうなるのかと思ってましたが両想いになって良かったです。慧ちゃんの喋り方が可愛くて大好きです。あひる☆さんの作品は、いのちゃんが可愛いいですよね。それにえ っちいのも好きです（笑）やまいのが一番好きです。 (2019年10月16日 1時) (レス) id: 1d86e2ca18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2019年9月7日 3時
