紅一点は16人がだいすき！4 (ページ5)

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ーーーその頃ーーー

樹「Aごめん。気付かなくて。」

　『私こそごめん。痛くなかった？』

樹の頬を両手で包み込むA

樹「大丈夫。そんな顔しないで？」

　『ごめんね。樹、大好きだよ』

樹に抱きつく

樹「俺もA大好きだから」

抱きしめ返す

健「ちょっと待って」

振り向くと健太さんがいて、
樹からゆっくり離れる

　『健太さん！ごめんなさい。
　痛かったですよね、、、』

健「ごめん。A。わかってあげられなくて。
　 Aの心の方が痛かったよね」

抱きしめてくれる健太さん

　『健太さん。私は大丈夫です』

優しく抱きしめ返す

健「大丈夫じゃないでしょ。
　一緒に練習しよ」

　『あ、それは大丈夫です』

健太さんから離れる

健「え、なんで？」

　『瑠唯さんとするんで』

健「は？なんで瑠唯？」

　『瑠唯さんが1番に気づいてくれましたし
　スタッフさんから今日の動画も
　もらってくれてるはずです」

樹「さすが瑠唯さん。やること早い」

健「関心してる場合かよ」

樹「すみません(笑)」

　『2人とも今日はごめんなさい。
　ダンススキル上げてくるので、
　次のLIVEではどんなフリも
　踊ってみせるから。
　じゃ、戻りますね』

樹「え、ちょっ、」

健「あんなこと言っといて
　結局は瑠唯がいいとこ持ってくんじゃん。
　クソー！！」

樹「ふふっ(笑) 俺らも戻りましょ」

健「なんか振られた気分だわ」

樹「俺もっす」

end