紅一点は16人がだいすき！3 (ページ14)

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翌朝

　『･･･つきいつき』

樹「あ、A。おはよう」

　『おはよう』

俺はベッドから落とされることなく
朝を迎えることができた(笑)

樹「よく寝れた？」

　『うん、樹は？』

樹「よく寝たよ」

腕枕をしたまま頭を撫でると
ニコニコして目を細めながら
ネコみたいにすり寄ってくる。

樹「今日仕事？」

　『うん。樹は？』

樹「オフ(笑)」

　『え〜いいなぁ。何すんの？』

樹「送り迎えしようか？」

　『え！いいの？やったねー♪』

樹「だから頑張れ〜」

　『頑張る〜！！！』

そう言ってお腹の上によじ登るA。
トトロとメイちゃん状態(笑)

樹「さ、起きて用意しよ。」

　『ねぇ〜、おはようのキスしてよ〜ぉ(笑)』

樹「なんのマネしてんの？笑」

　『世間のカップルってこんなじゃないの？笑』

樹「それは知らんけどなんかヤダ(笑)」

　『樹はこうゆう女の子嫌いそう(笑)』

樹「すきではない」

　『やっぱね(笑) さ、ほんとに用意しよ』

樹「A」

　『、ん』

お腹の上から降りようとしたAを抱きしめ
そのままキスをした。

　『///ちょ、見ないで』

顔を赤くしたAは、胸に顔を埋めて
抱きついてくる。

樹「キスしてって言ったのAじゃん」

　『そうだけど、、、//』

樹「顔あげて？」

　『やだよ！まだヤダ！』

樹「かわいい(笑)」

　『からかわないで！』

樹「ほんとのこと」

Aの体を持ち上げ、足の上に座らせて
俺も上半身を起こして向き合う。
Aはまだ恥ずかしいのか手で顔を覆ってる。

樹「ふふっまだ見れないの？」

　『笑わないでください』

樹「いつもまこっちゃんとしてんのに？」

　『まことは慣れたのっ！』

樹「慣れるほどすんなよ(笑)」

　『いいじゃん、スキンシップだし』

樹「そんな恥ずかしがられたら
　こっちも恥ずかしいんだけど(笑)」

　『も〜！樹のせいだし』

樹「なんで(笑)」

抱きついてくるAをこれでもかと
きつく抱きしめ返す。

樹「これでAは俺のだよね？」

　『は？』

樹「え？」

　『なんでそうなんの？』

樹「え、俺のこと好きなんじゃないの？」

　『好き“だった”ね過去形』

樹「は？あんな喜んでたのに？」

　『あのさ、1回こっちは踏ん切りつけてんの。
　勘違いしないでよ(笑)』

樹「え、でも俺他のメンバーより上でしょ？」

　『北人さんと横並びだから(笑)
　うぬぼれんなよ〜ん！じゃ、あとで！』