増田さんはジャニストの子が好きみたいです。その4！

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あなたside





お店で見つけた可愛いワンピース






ほしい気もするけど、十分自分に時間を使ってしまった気がする。






こんなんじゃ増田さんがつまらなかったらどうしよう…。





そんなことを思ってワンピースラックに戻したのに、






増「じゃあね、」





あ「？」







サッとワンピースを取ってレジに向かう増田さん






あ「え？増田さんっ、」




増「ん？」





あ「いや、自分で払いますっ」







増「んー…プレゼントさせて？俺がAちゃんに着て欲しい」







あ「え、あの…/」






なんも言えないまま増田さんはワンピースを買っていた







増「はい、もらってくれる？」






増田さんは優しすぎる眼差しで紙袋を渡す





あ「ありがとうございますっ…！」






頭を下げてお礼を言うと上から彼の独特の笑い声が聞こえた







増「全然？次のデートに着てきてね？」




行こっか？と笑う増田さんはさっきより歩く距離が近くなった気がする





私も、彼もアイドル。



彼は年上で事務所の先輩。




遠慮しかない。




増田さんが距離を縮めようとしてくれてるのもわかってるけど、戸惑って遠慮しちゃう。






私も仲良くなりたいのに…。





増「あ、それ俺持ってあげようか？」





あ「大丈夫です！これぐらい」






増「そう？辛くなったら言ってね」







きっと増田さんは私がワンピースをめちゃくちゃ欲しがっていたことも、





買うのを遠慮してたことも知ってる。







私ってめんどくさすぎちゃう…？






そんな私に増田さんはただただ優しすぎる。

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