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翔平「Aだ…。」
大「久しぶり」
颯太「Aあいたかった。」
『(〃..)) ペコッ』
壱「何緊張してんねん。あほか」
他のみんなにも他人行儀で壱馬があほだの馬鹿だの言っている。
壱「すいません。俺らから離れてる間ファンだったらしくて。ファンの人達に殺されるって。」
玲大翔颯「「「「ブフォッッ」」」」
そんなことで…。可愛いかよほんと…。
玲於「A?今まで通りでいいからね。確かに芸能人だけどさ中身なんも変わってないから。」
『うん。』
久しぶりに聞いた声も大人びちゃって寂しくなる。
玲於「さぁ、Aさん?聞きたいこと山ほどあるんでいいですか??」
『あ、はい。』
玲於「なんで何も言わずに急にいなくなっちゃったの。」
大「そうだよ。寂しかった。」
『それは里親にもう行くなって急に言われてあの頃まだ小学生だったしどうしようもなくて。』
玲於「そっかそっか。」
そこからたくさんの話をして
1番聞きたかったこと。
玲於「翔太が亡くなった時大丈夫だった…?」
恐る恐る聞いた。
『大丈夫かって聞かれたら大丈夫じゃなかったかも。受け入れるには時間たくさんかかった。』
学校にもなかなか行けず
何も口にできず
ひたすら踊り続けたこと。
死んでしまう前に会いに行けたのに行かなかったという後悔。
あの時色んなものをAは1人で背負っていた。
まだ当日13歳の女の子が。
背負いすぎてる。
『っっ…涙』
大「A…。」
『ごめっっ。思い出したら辛くてっっ涙涙』
多分まだ完全に受け入れられていないのか。
「今もまだっ、翔太くんが生きてどこかにいるんじゃないかって、、探しちゃって…涙涙」
何も出来なかった自分が腹立たしい。
Aを抱きしめるとしがみついて声を殺して泣いている。
玲於「そのときそばにいてあげられなくてごめんっ」
ただ。今はただそれを伝えることしか出来なかった。
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作者名:ゆあらむ | 作成日時:2021年8月25日 6時