21話 ページ22
安室「何故一人で帰ろうとしてたんです？」
『……なんとなくです。』
安室「ベルモットと何話してたんですか？」
『っ……なんでその事を。』
安室「やっぱり話してたんですね。」
かまをかけられてしまった。
安室さんが頭の切れる人ということを忘れてしまっていた。
安室「ベルモットが僕の元に来るのが少し遅かったので気にはなっていたんですが……まさかあなたと一緒だったとは……何を話してたんですか？」
『別に……何も。』
安室「Aさん、黒の組織と何の関係があるんですか？」
『…………』
言えない。
例え安室さんでも私と黒の組織の繋がりを知ればきっと安室さんまで巻き込んでしまうから。
黙っている私を見かねて少しため息をついた。
安室「じゃあもうひとつ……何故僕を避けてたんですか？」
『っ！』
安室「そんなにあのキスが嫌でした？」
『そういうわけじゃっ……あっ。』
安室「それって…キスは別に嫌じゃなかったってことですよね？」
『……はい。』
安室「なら何故？」
『安室さんには大切にしてる彼女がいるじゃないですか？』
安室「えっ？」
『前に見たんです……ベルモットさんと一緒にドライブしてる所とか。』
そう、二人とも笑顔で話していたためきっと恋人同士なんだと思っていたから何か会うのが気まずかった。
自分の恋は終わってしまったのだから。
安室「はぁ……ベルモットは仕事仲間なのは知ってるんですよね？」
『……はい……安室さんも黒の組織なんですよね？』
安室「……えぇ……バーボンというのが僕のコードネームです……今はベルモットとよく一緒に仕事をしています。」
『えっ』
安室「だから二人でよくいることが多いんです。」
じゃあ恋人だと思っていたのは私の勘違い？
開いた口が塞がらないとはこういうことを言うんだろうなと実感した。
すると安室さんは近くの車道の端に車を一度止めてはシートベルトをとった。
そしてこちらの方を向いてきては物凄く意地悪そうな顔をしていた。
安室「それで……恋人だと思って会わなかったのはどうしてですか？」
『……失恋したと思って……あっ』
安室「意外と口が滑るんですね……それは期待してもいいってことですよね？」
それを言われればほんのり顔を赤らめながら頷けば安室さんは近づいてきて顎をクイッと上げられそのままキスを落とされた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 275人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラブゴリ(プロフ) - salomeさん» なかなか面白い展開ですね！私も1と3がいい感じだと思いましたので使わせて頂きますね(^^)長文でのコメントありがとうございます！ (2018年1月18日 18時) (
レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
ラブゴリ(プロフ) - ねこうさぎさん» ありがとうございます！更新なるべく早く沢山できるように頑張りますね(^^) (2018年1月18日 18時) (レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
salome(プロフ) - 続き��ベルモットの事で夢主に完全に恋人たと思われてしまうこの三つのコースでどっちが面白い展開になるかね私的には1が3が面白いと思っているちなみにこれはリクではなくこの先の展開はこうなったら面白いという想像なのですみません変な展開を三つに分けて話して (2018年1月18日 13時) (レス) id: 31aa9c013b (このIDを非表示/違反報告)
salome(プロフ) - ラブゴリさん夢主があむろとベルモットが恋人と思い込んでいるなら�々霰鬚鮹任衫�人？ベルモットを大事にするように言われ完全に誤解されてしまう�▲戰襯皀奪箸�居るのにキスされた事であむろさんを軽くて最低な人たど思い込む続き (2018年1月18日 13時) (レス) id: 31aa9c013b (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ - 安室さんが可哀想だが面白いw頑張ってくださいね、更新待ってます。 (2018年1月15日 19時) (レス) id: 7ac867a44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ラブゴリ | 作成日時：2018年1月11日 19時
