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パンナコッタ・フーゴの能力について、レオーネ・アバッキオは
『_獰猛!それは...爆発するかのように襲い、そして消え去るときは嵐のように立ち去る』
と形容していた
そして彼のそのスタンドと似たようなスタンド能力を持つAも同じように獰猛な能力であった
マジェスティ・ガールの鋭い爪に体を貫かれたAはうッ、と短く唸りをあげて膝をつく
ミスタはその様子を見ていられないというように目をそらしてAから少し距離を取る
いくら解毒剤を飲んでいようが、スタンドを使う彼女の近くにいるのは自 殺行為だ
シュー、と力無く項垂れた彼女の体から忽ち紫煙が立ち上る
毒の生成が始まったようだ
その時間、Aの周りは完全に無防備になる
ミスタは辺りを警戒しながらフーゴの様子を伺う
一体、彼に何が起こったというのだ
ミスタはフーゴの顔をじっ_と見る
すると、モゴッと何かがフーゴの顔の中で蠢いたのが見える
顔のなかと言っても顔の肉と皮膚の皮の間を何らかの"虫"が這っているように見えたのだ
戦慄を覚えて再びその何かが現れるのを待つ
Aの準備は未だ出来ていない
「Aッ、やはりフーゴはスタンド攻撃を受けているぜッ!!」
「ウゥッ...はぁッ、だと思った」
ふぅ〜ッ、と大きく息を吐きながらAがミスタを見る
完全に毒の生成が終わったようだ
口から紫煙が漏れでていて目はぼんやりと虚ろである
ミスタはフーゴの顔をAに見せる
すると先程と同様、何かが蠢いているのが見えた
「恐らくこの虫みたいなのがスタンドか。本体は?」
「多分この近くには居ねぇよ...遠隔操作型か?」
『ちげーよこのマヌケ共がよォ〜!』
二人はハッとした
そして体中から冷や汗が吹き出る
今の声の出所は何処だ_Aが排出している毒ガスは既に部屋全体を覆っている
窓は密閉されていてこの部屋は密室状態
にも関わらず二人以外の人間の声が聞こえる
「どういうことだよッ!出てこいッ」
「出てこいじゃない、ミスタ。既に居るのよ」
青ざめた表情でAがミスタの側を指差す
恐る恐るミスタが振り替えると
『ったくやっと四肢を支配出来たぜぇ〜...手間かけさせやがって、パンナコッタ・フーゴ』
気を失っていたフーゴが立ち上がり何かを言っている
いや、フーゴではない
それはフーゴの仮面を借りた別人だった
Aはマズイ_と内心焦る
先程解毒剤を飲ませてしまったフーゴに取り憑いたスタンドを果たして倒せるのかと
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泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» 護衛チームでナランチャの絡み多数ですね!了解しました(^^) (2018年11月25日 18時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - 泡沫(ひゅーず)さん» ありがとうございます!字数制限で書けなかったのですが当方ナランチャ推しでして厚かましいのですが絡みを多くというのもリクエストに追加してもよろしいでしょうか?無理でしたら構いません! (2018年11月25日 18時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» はしまきさん初めまして〜!ホントに勿体無いお言葉ありがとうございます!リクエスト了解です、ありがとうございます! (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - はじめまして、こちらの作品とても楽しく読ませていただきました(^-^)もうすでに他の方が言っているのですが本当に原作を読んでいるかのようでした!もしよろしければ護衛チームと夢主の絡みがみたいのですがリクエストよろしいでしょうか?更新、がんばってください! (2018年11月25日 17時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - nagiさん» nagiさん初めまして!ミスタホントに好きなのでカッコよく書けるように頑張ってます(笑)リクエスト了解です!(^^) (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にいみ | 作成日時:2018年11月14日 22時