25話 ページ26
美晴「ハァハァハァハァ」
総悟「大丈夫ですかィ?美晴さん」
美晴「す、すみません…ハァハァ」
総悟「旦那方のおかげで追っ手が来ないな…少しこの辺で休憩しやしょう」
美晴「…………」
総悟「美晴さん?」
美晴「ごめん…なさい…。私のせいで。もし、銀ちゃんたちに何かあったらどうしよう…。私が居なければ…」
総悟「美晴さん、万事屋はあんな雑魚に負ける程弱かねェよ。なんでその心配は無用でさァ」
美晴「でも…」
総悟「……実は真選組の方であんたのことを色々調べさせてもらいやした。どんな幼少期を過ごしていたのか、どんな扱いを受けていたのか。それで…」
美晴「……っ。引きました…よね…。私は小さい時から人として扱われていませんでした。幻滅されるのが怖くて言えなかったけれど本当はもう既に汚れている醜い存在なんです…」
総悟「……美晴さん、話は最後までちゃんと聞くもんですぜィ」
美晴「……え?」
ポンッ
総悟は美晴の頭に手を乗せた
総悟「よく今まで耐えやしたね」
美晴「…………っ。」
あまりにも、優しい声でそう言うから思わず涙が出そうになった
総悟「あんたはもう少し自分のために生きても誰にも責められやしやせんよ。」
美晴「……うっ…」
声を押し殺すようにして泣いてしまった
総悟「アメのあとはムチが鉄則なんですけどねィ、今日はアメだけにしてやらァ。……今まで我慢してた分、泣いてくだせェ」
総悟くんの言う「アメ」はあまりにも甘く優しくて、まるで子供のように泣いてしまった。
そんな私を総悟くんは、何も言わずに頭を撫でてくれていた。
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フルヤ(プロフ) - そらねさん» わああコメントありがとうございます!放置してしまってすみません!今でも読んでくださっている人がいることに驚きです;;近々更新しようと思います暫しお待ちを! (2021年3月22日 23時) (レス) id: 043dbc0ed4 (このIDを非表示/違反報告)
そらね - すごく面白いです!これからも更新お願いします!!! (2021年3月17日 6時) (レス) id: 4fd123f034 (このIDを非表示/違反報告)
フルヤ(プロフ) - ミウラさん» わ〜〜!!お祝いの言葉と嬉しいお言葉本当にありがとうございます!!とてもモチベーションに繋がります;;不定期更新にはなってしまいますがこれからも頑張りたいと思います!今後ともよろしくお願いします! (2021年2月2日 2時) (レス) id: 043dbc0ed4 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 作者様お誕生日おめでとうございます!これからも作者様の小説読み続けたいです。 (2021年1月31日 19時) (レス) id: 3103cb23ea (このIDを非表示/違反報告)
フルヤ(プロフ) - 都さん» リクエストありがとうございます!土方さんの出番も増やしていこうと思います!更新停止はしませんが記載させて頂いた通り、大学が始まったことにより更新頻度が遅れると思われます…。それでも宜しければ今後とも読んで頂けたら幸いです。 (2020年10月2日 21時) (レス) id: 043dbc0ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フルヤ | 作成日時:2020年8月26日 16時